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嚥下障害のある方への食事介助のやり方について

こんにちは。世田谷区駒沢の駒沢大学付近にある歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。今日は嚥下障害のある方への食事介助のやり方について説明します。

嚥下障害のある方への食事介助のやり方は、食事中においては、口の中がきれいでもまだ食物が喉に残っていることがあります。

次々に食事を口腔内に運んでしまうと、喉の奥が容量オーバーとなり誤嚥をしてしまうことがあります。そこで再び食物を口に運ぶ前に、12回空嚥下をさせます。空嚥下をさせることが大切です。

こうして食べ物を喉から完全になくなるようにしてから次の食物を運ぶようにしてください。

空嚥下はだんだんやりにくくなるので、ティースプーンですくった水を飲んでもらいます。これは水で咽頭に溜まったものを洗い流すつもりなのではなくあくまでも空嚥下をしやすくするためのものです。

また右下を向いて空嚥下をし、次に左下を向いて空嚥下させてください。さらに行く日を後方へ進展させ、それから前屈してうなずくような形で空嚥下します。

こうすると部分的に喉の食物通路が広がりますので、溜まった食物をきれいに飲み込むことができます。

以上のことを毎回口に運ぶたびにしていたのでは本人も介護者も疲れてしまうかもしれません。3回食物を口に運んだら一回の空嚥下をしたり声がガラガラ声になってきたときに、体を休めてから嚥下をさせるなど的に行うのが良いと思います。

むせてしまったとしてもはあわてないことです。介護者は手をカップ状にして、後頸部の下あたりや胸を軽くリズミカルにポンポンポンと叩いてあげます。

むせは吐き出そうとする防御機転が働いている証拠ですので悪いことではありません。

食べるときの姿勢や体位について

食事の姿勢はもちろん座位が基本です。要介護者の生活のメリハリをつけるためにも、ベッドの上ではなく食卓で食事をするように努めたいものです。

座位での注意点は前かがみになりすぎないことです。前かがみになりすぎると腹筋が使いにくく呼吸がしにくくなります。するとむせやすくなるので背中と背もたれの間にマットを挟んで、背筋をある程度伸ばすように心がけます。

麻痺のある場合は麻痺側に体が傾きがちなので、肘掛けと体の間にマットを当てて傾斜を防ぎます。麻痺した上肢もうタラント下げたままではなく膝の上やテーブルの上に置きます。

背もたれに寄りかかるのは良いのですがのけぞるようになって首が後方に伸びてしまっていると嚥下時の喉の上下運動がしづらいので、誤嚥や窒息を引き起こしやすくなります。

介助者は、本人と同じ高さの目線にして、首を後ろに反り返っらせることなく解除を差し上げてください。さらに介護をしていると座位が保てなかったり、なかなか飲み込めなかったり、あるいは色など経管栄養であっても味をたしなむ程度に口から食事をしてみようといった場面に遭遇します。このような時は食事の体位を工夫してみます。

30度の仰向けをとれば重力の関係で口から食事がこぼれ出る事はなくなり、喉の方向へ食べ物を送り込みやすくなります。解剖学的にも気道より食道が下になりますので、気道へ誤って食べ物が運ばれる確率も少なくなります。

また、枕を使って頸部を前屈させます。これは喉から気管への通路が屈曲することにより誤嚥しにくくなるからです。片麻痺のある方でどうしても寝たままでなければ無理な場合は麻痺していない側を下にした横向きの状態にします。重力の関係で麻痺していない側の口や喉や食事が迎えやすくなり、誤嚥しにくくなるからです。そして飲み込みやすくなるようなら徐々に体を起こして座位に近い状態に持っていきます。

このようにして要介護者への食事の取らせ方も工夫しながらやっていきましょう。