駒沢大学駅徒歩5分の歯医者「駒沢歯科・矯正歯科クリニック」

医院ブログ

歯石について。

歯石がついているとよくない!?

こんちには。世田谷区駒沢の歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックの歯科助手です。

今回は歯石について簡単にご説明します。

歯石はプラーク(細菌の塊)の中の細胞によりつくられます。歯についたプラークは放っておくとそのうちどんどん死んでいき、かたくなります。かたくなったプラークのうえにさらに別のプラークがつくことで徐々に歯石がたまっていきます。歯みがきでみがき残したプラークはおよそ2日間ほどで歯石へと変わってしまうと言われています。これらを放置すると、歯茎を傷つけてしまう恐れもあり、血がでて痛みを伴うことがあります。最悪の場合歯が抜けてしまうケースもあると言われています。

歯みがきがしにくい歯ぐきの境目や、歯と歯の隙間にできやすく、歯石はその名前の通り石のように硬いので一旦歯に付いてしまうと歯ブラシでは取れず、歯科医院で取り除いてもらわなければなりません。

また歯石の表面はデコボコしているため、そこにさらに歯垢が付いて歯周病の原因となってしまうこともあります。それらのことから、当院では定期的なクリニーングや検診をおすすめしています。

プラークとは❓

歯の表面を指で触った時にネバネバしたものが付くことがありますが、このネバネバがプラークです。別名「歯垢」とも呼ばれています。食後およそ約4~8時間ほどでこのプラークが作られてしまうため、毎食後の歯みがきがとても重要になってきます。これを放っておくと菌の作った酸が歯の表面のエナメル質を溶かしてむし歯を発生させてしまうことがあります。なので、毎食後の歯磨きをしっかり行っていくことが大切です。

これらのプラークには2種類あります。それぞれの特徴を簡単にご説明します。プラークには歯茎より上につくものと、歯周ポケットの奥深くにある歯の根っこにつくものがあります。どちらも同じですが、生息している細菌と存在の仕方が違います。歯の表面につくものを『歯肉縁上プラーク』、歯根につくものを『歯肉縁下プラーク』と呼びます。

歯肉縁上プラークは細菌の塊で歯肉炎をひき起こります。これに対して歯肉縁下プラークは歯周ポケットの中でバイオフィルムを形成しています。このバイオフィルムの中には歯周病原菌と呼ばれる特別な細菌が増殖しており、歯周病原菌のいくつかが集まって、歯周組織を破壊します。

⭐️歯石がつかないようにするには⭐️

歯石は歯磨きでは除去できないが、プラークの除去は可能です。この場合、プラークを確実に除去するために精度の高い歯磨きが必要になってきます。そこでおすすめなのが、デンタルフロスの使用です。ブラッシングだけでは磨ける箇所に限界があるため、デンタルフロスを使って歯ブラシの届かない歯と歯の間も綺麗に磨きましょう。

ちなみに歯ブラシだけ使用する歯磨きではプラークの除去率が6割程度とされていますが、デンタルフロスを使用することでプラークの除去率が8割程まで高まります。また、自分にあった歯間ブラシを使うなどして歯を清潔に保ちましょう。

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