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歯周病にかかってしまっている割合について
こんにちは。世田谷区駒沢の歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。今日は歯周病にかかってしまっている割合について説明します。
一般的に歯が生えた直後に虫歯(う蝕)の増加が見られますが、成人期では以前からあった軽度の虫歯が重症になる事はあっても、新しく虫歯が増える事は比較的少ないです。親知らず(智歯)が生えるので、20代では1人平均29本の歯がお口の中には存在します。
すなわち人生の中で歯の数が最も多いのがこの時期であると言うことになります。
青年期を過ぎると歯の数は30代では28本、40代では27本、50代では24本、60代では21本、70代では16本、80代では12本となり、徐々に歯の本数が減ってきます。50代以降から急激に歯の数は減ってきます。この年代で急に虫歯や歯周病が発症するのではなく、この年代までに徐々に虫歯や歯周病が進行して、その結果として歯がなくなってしまうのです。
近年の歯の本数の平均値は、40代以上では1人平均の歯の本数は女性より男性の方が多く、歯を20本以上持つ人の割合も男性の方が多い傾向があります。
歯周病は歯茎の出血、腫れなどの炎症を特徴とする歯肉炎と歯と歯茎の付着が壊れ歯を支える骨(歯槽骨)がなくなる歯周病に分けられます。20代では歯肉炎は約62%の人に見られるものの歯周炎は約14%と少ないのが特徴です。しかし、30代になると歯周病の割合が増え始め、40代では約42%の人が歯周病にかかっており、80代では約61%となってしまいます。これは歯肉炎から歯周病へと進行した結果と見て間違いありません。歯肉炎は歯周病に比べると軽症であり、歯医者でのクリーニングなどによるプロフェッショナルケアやご自身の歯ブラシのセルフケアで治ることが見込めることを再確認することが大切です。
いずれにせよ、歯の本数が1番多い時期(20代の時期)からこの歯の本数を生涯にわたって保っていくためには20代の時から歯を失う最も大きな原因である虫歯と歯周病を長期にわたって予防し、虫歯や歯周病を起こさないようなはと口の健康づくりを始めなければなりません。
そのためにご自身での日ごろの歯ブラシや歯医者でのクリーニングや定期検診は大変重要になってきます。
歯周病に関するQ&A
歯周病の自覚症状とはどんなものですか?
歯周病の初期である歯肉炎には自覚症状がほとんどない、ないしあってもわずかである事は先述しましたが、歯周病が進行していきますと実に様々な症状が出てきます。
一番自覚症状として多いの歯がグラグラしてきて食べ物が食べられなくなると言うことでしょう。歯周病は歯を支えている歯槽骨が破壊されていく病気ですから病状が進行すると支えている骨がすっかり溶けてしまい歯を支えることができなくなってしまいます。破壊された骨やその周りの組織は膿となって口の中に漏れ出して行きます。ですから歯周病のことを歯茎から膿が漏れる状態、すなわち歯槽膿漏と呼ぶことがあります。その時に出る独特の悪臭が歯周病の口臭の原因の1つです。
歯周病が重症化してしまうと保存できない歯が出てきてしまいます。自然に脱落する日橋することになりますかたくさんの方が歯周病に罹患しているとなるとその後が大変なってきます。ただなくてもものが食べれませんから入ればやブリッジを入れることになります。しかしそれらを支えるさんも歯周病で充分な思想骨の支えがないとまたグラグラになって抜けてしまいます。
こういうことを繰り返していき歯周病がさらに悪化してきてしまいます。よってそうならない前に歯医者での歯周病の予防の歯石取りや定期的な定期検診をすることをお勧めします。