根管治療

根管治療について

マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)と
CTで「見える」根管治療

歯の神経にまで達する非常に深い虫歯がある、歯が折れている、過去に神経を抜いた部分が膿んでいるなど、さまざまな理由で歯の神経を抜いたり、再び神経を治療したりすることがあります。治療は「根管治療」といって、歯の根っこの治療を行います。

当院の根管治療の特徴

マイクロスコープの使用

マイクロスコープは、1900年代頃から脳外科や眼科の分野に応用され始め、徐々に歯科治療にも応用されるようになりました。肉眼では把握できない、歯の細かなヒビや神経を見ることができるので、精密な歯科治療を可能にしてくれます。
今まで全く見えなかった「根の先の穴はどうなっているのか」「まだ汚れが残っているのか」「汚れが残っているのか」「腐っているのか」ということがはっきりとわかるようになったのです。
マイクロスコープの登場は、根管治療に革命をもたらしたと言っても過言ではありません。鮮明な画像と光を届ける技術が、治療を大きく変えました。
患者様に興味のある方は、当院で歯の模型を使ってお見せしますので、ぜひマイクロスコープを体験していただきたいと思います。

CTでより精密な治療を実現

マイクロスコープで歯の内部を鮮明に拡大できたとしても、「曲がった根元に何があるのか」「この壁の向こうに見つからない汚れがあるのか」など。想像するしかありません。 拡大できるからといって闇雲に穴を開け、的確な治療をしてしまうと、歯が弱くなり、場合によっては大きなダメージを受けてしまうこともあります。そのため、手術前には歯科用CTを撮影します。二次元の世界だったレントゲンと違い、CTはある部分を全方向から三次元的に見ることができます。
治療する歯の周りの骨の状態はどうか」「治療する歯に目に見えない汚れが残っていないか」「この壁の先に問題があるのではないか」ということが把握でき、ぎりぎりまで治療することができます。

ラバーダムを使用し、無菌環境の徹底

治療する歯に新たな細菌を加えることなく、できるだけ無菌状態で行うことが最も重要です。
そのためには、歯にゴムシートを貼り、治療する歯を口の中から切り離すラバーダムという治療法が必要です。
当院では、根管治療以外の様々な治療にラバーダムを使用しています。
ラバーダムは治療する歯を保護し、強力な消毒液や器具が患者様のお口の中にこぼれたり落ちたりすることがないので、非常に安全に治療を進めることができます。

歯へのダメージを最小限にするために神経を取る場合もあります

歯の神経を取ると歯が弱くなるという話を聞いたことがあるかもしれませんが、虫歯の進行で腐ってしまった神経や、痛みが治まらない神経を残しておいても、痛みは続きます。
歯の周りの骨に膿が溜まる「根尖性歯周炎」という、より深刻な病気につながるため、取らなければならない神経を除去する必要があるのです。
その時は、歯へのダメージが少ない治療法を選択し、なるべく歯を弱らせないようにして、歯を長持ちさせるようにしています。

マイクロスコープを用いた
実際の根管治療

料金

  • 根管治療(自費診療の場合)¥55,000
    ※基本的に保険診療で行いますが、症状によっては自費診療になります。詳しくは医師にお尋ねください。
    治療期間の目安:1ヵ月 治療回数の目安:3~4回 

※料金はすべて税込みです。

注意点・リスク

  • 症状によっては、自費治療になるため、保険診療に比べ費用がかかります。
  • 治療後は、一時的な痛みや腫れを引き起こすことがあります。
  • 歯が欠けたり痛みが発生したりすることがあるので、治療後に固いものを噛む際は十分に注意しましょう。

あきらめずにご相談ください

当院では、幅広い治療装置を取り扱い、患者様一人ひとりに最適な治療方法をご提案しています。 まずは、カウンセリングで不安やご希望をお聞かせください。 またカンドオピニオンとしてもお気軽にご相談いただければと思います。