駒沢大学駅徒歩5分の歯医者「駒沢歯科・矯正歯科クリニック」

医院ブログ

噛むことで血糖値を下げる?

こんにちは。世田谷区駒沢の駒沢大学付近にある歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。

今日は「噛むことで血糖値を下げるホルモンの分泌が増える?」について説明します。

食事の後はだれでも、血糖値が上昇してしまいます。しかし、血糖値が急に上がると、脂質を溜め込みやすくなったり、血管を傷つけたりするため、血糖値はなるべく緩やかに上昇する方が良いといえます。

食後に血糖値が急激に跳ね上がることを血糖値スパイクといいます。この血糖値スパイクをいかに防ぐかが健康にとってまた糖尿病を防ぐポイントになってきます。

30代から40代の健康な男性が、食事の前に味のないガムを15分管理からご飯を食べた後と、ガムを噛まずにご飯を食べた場合の血中成分の変化量を調べると、食事の前にガムを噛んだ方がご飯を食べた直後の血糖値の上昇が小さく、また食後15分には血糖値を下げる働きをするホルモンであるインスリンが増え、食後30分または60分にはインスリンの分泌を助ける。GL P-1と言うホルモンの分泌が増えていることがわかりました。

よく噛むことによって、神経が刺激された結果、ご飯が入ってくる頃には、胃や腸膵臓などの消化準備が進み、ホルモンの分泌が促されて、血糖値の上昇を抑えられたのではと考えられています。

日ごろからよく噛むためにお勧めするのは「咀嚼しきれていないうちに、次の食べ物を口に入れないこと」。噛む回数を意識することが難しい人もこれならできそうです。

血糖値が気になる方は、ぜひゆっくりよく噛むことを意識するようにしてください。

糖尿病と歯周病の関係

歯周病があると血糖値が高くなると言われています。

それは膿や出血を出しているような歯周ポケットから炎症に関連した化学物質が血流により体全体に運ばれます。

歯周病がある程度進んだ状態での歯周ポケットは口の中全体を合計すると、そのポケット表面積の合計は手のひらと同じ面積になると考えられます。この大きな面積の出血や膿が治療なしで放置されているので、その大きな炎症のため全身に影響が出てくるのは当然です。

歯周ポケットから出て、血管の中を血流に乗り、炎症関連の化学物質は、体の中で血糖値を下げる働きのあるインスリンの働きを阻害します。そのため糖尿病が発症し、進行しやすくなってしまうのです。

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