駒沢大学駅徒歩5分の歯医者「駒沢歯科・矯正歯科クリニック」

医院ブログ

歯磨きをしていてもなぜ虫歯になる?

こんにちは。世田谷区駒沢の歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。よく患者様にどうしてちゃんと歯磨きしてるのに虫歯になるのと聞かれることがあります。なぜ歯磨きをしているのにもかかわらず虫歯になってしまうのかを説明します。

そもそも虫歯は磨き残しによるものがほとんどです。ちゃんと磨けていると感じるのは清涼感のある歯磨き粉によるものかもしれません。

まず知っていただきたいのが虫歯のメカニズムです。患者様の中には毎日歯磨きをしているのに虫歯になってしまった経験のある方がいらっしゃると思います。診察をしていてちゃんと歯磨きしているのになぜ虫歯になるのかという会話は日常茶飯事です。虫歯になる原因は簡単でお口の中に虫歯の細菌の餌があるからです。歯磨きはその餌を取り除くのに重要な役目があるのですが、磨き残しがあるとその場所が虫歯になってしまいます。口の中にいる細菌には大きく分けると虫歯菌と歯周病菌と常在菌の3つがあります。虫歯になる原因となる菌は虫歯菌で糖を主なエネルギー源としております。そして糖を分解するときに酸を放出します。この酸が多ければ多いほど歯が虫歯となります。甘いものだったり、歯にくっつきやすいガム、キャラメルなどは虫歯菌の餌となる砂糖がかなり豊富なので虫歯になりやすくなってしまいます。患者様で多いのが歯ブラシをしているのだけれども同じところばかりを磨いてしまい、歯と歯茎の際や歯と歯のあいだに磨きのこしがあり虫歯になってしまいます。

また唾液の量も虫歯のなりやすさに関係します。自己流で磨いている場合なかなか癖に気づけないので虫歯治療とともに正しいブラッシングを学ぶ必要があります。また歯と歯の隙間には歯ブラシだけでなくフロスを使う必要があります。歯と歯の間には歯ブラシが届かずそこを磨くにはフロスしかありません。フロスの使い方も歯科医院に来院し正しいフロスの使い方を学ぶ必要があります。当院はしっかりと歯ブラシの仕方やフロスの仕方も指導する時間を治療の一環としてますので、もししっかりと歯磨きをしているのにもかかわらず虫歯になってしまう方はいちど来院していただくことをお勧めします。

また虫歯のなりやすさの要因の1つとして唾液の量があります。唾液には酸性を中世に戻す重炭酸塩と言う成分が含まれていて、お口の中が酸性になっても中性に戻す働きがあります。なので唾液が多ければ多いほど虫歯になりにくい環境になります。唾液を出すためには水分をとることが大切になってきます。就寝前や歯磨きをした後などに水分をとると効果的です。ただ、利尿作用があるコーヒー、緑茶、アルコール等は逆効果になってしまいますので要注意です。また高齢の方や血圧が高いなどでお薬を飲まれてる方は加齢や薬の副作用により唾液を産生する機能が低下している場合があります。お年を重ねられた方で虫歯が増えたという方は唾液の量が減少し、虫歯が多くなった可能性があります。お口の中は本来、湿気を多く含む湿潤な環境であることが理想的で、人工唾液を使用したり粘膜保湿剤を使用することで口の中を保湿していきましょう。

わからないことがあれば是非当院に来院して頂き歯ブラシ指導を受けてみてください。

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