駒沢大学駅徒歩5分の歯医者「駒沢歯科・矯正歯科クリニック」

医院ブログ

口内炎の原因

どうして症状がおきるの?

こんちには。世田谷区駒沢の歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックの歯科助手です。今日は口内炎の原因と口内炎の種類についてお話しします。

「口内炎」とは、口の中や周辺の粘膜に起こる炎症の総称です。いくつか種類がありますが、もっとも多いのが「アフタ性口内炎」です。はっきりとした原因がわかっていませんが、体調が悪いときにできやすいことが知られています。ストレスや栄養不足などによる免疫力低下や、口の中を噛んでしまうなどの物理的刺激、ウイルスなどによる感染が考えられるほか、原因不明な場合もあります。他の病気の一症状として口内炎が起こる場合もあるので、注意が必要です。口内炎の種類を大きく分けて4つご説明します。

⭐️アフタ性口内炎とは

一般的にもっとも多くみられるのが「アフタ性口内炎」です。原因ははっきりわかっていませんが、ストレスや疲れによる免疫力の低下、睡眠不足、栄養不足(ビタミンB2が欠乏する)などが考えられています。により、免疫力がダウンするとできやすい状態に。さらに口の中に傷ができ、細菌やウィルスなどが感染することで悪化します。女性の場合は、ホルモンバランスが乱れ、体力を消耗しやすい生理前や妊娠期にもできやすくなります。表面は白っぽく、周囲は赤みを帯びた様子になります。食物や歯ブラシなどがちょっと触れただけでもズキッとした強い痛みを覚えます。また刺激性の食べ物や熱いもの、塩辛いものがしみることがあります。何もしなくても1~2週間で治ります。アフタが再発を繰り返す場合に再発性アフタといいます。

*主な症状

・白っぽい浅い窪みのある潰瘍

・痛みを伴う

・食べ物がしみる

・傷跡は残らない場合が多い

⭐️ ヘルペス性口内炎とは

強い痛みがあり、赤く腫れるます。ヘルペスウィルスへの感染により発症するウィルス性の口内炎です。舌や唇、歯ぐきだけでなく、唇の外側やのどに近い粘膜など、いたるところに現れることがあります。感染した場合、潜伏期間を経て発疹や高熱、さらにリンパの腫れといった症状も出ます。高熱が続き、しばらくして小さな水ぶくれが複数でき、赤く腫れて痛みを感じ始めます。水ぶくれが破れると腫瘍ができます。生後6カ月~3歳くらいの乳幼児にかかりやすく、高熱と痛みを伴いう重い症状になることもあります。口内炎が治った後もヘルペスウィルスは体内に潜伏、大人になってからも疲れや体調不良の場合に再発しやすいとされています。

*主な症状

・激しい痛み

・発熱を伴う

・口内に複数の水疱ができる

⭐️ カンジダ性口内炎とは

口腔カンジダ症とも呼ばれる感染症で、口の中でカンジダというカビが過剰に増えて発症します。舌などに点状や線状、または斑紋状に付着し、はがすと赤く腫れたり出血したりします。放置してしまうと、口全体に広がっていきます。大人だけでなく、乳幼児にも発症します。口の中の違和感や舌のしびれ、味覚の異常を感じる場合もあります。健康な状態にある人が発症することはあまりなく、糖尿病や血液の疾患、ガンなど他の病気を患っていたり、乳幼児や高齢者、妊婦など体力や抵抗力が弱い場合にかかることがあります。

*主な症状

・白い苔のようなものが付着

・痛みはほとんどない

・炎症を起こしたり痛みを伴うなど症状が変化する場合もある

⭐️ カタル性口内炎とは 

口の中の粘膜に赤い炎症や斑点、水ぶくれ、ひび割れなどの症状がみられます。炎症が強い場合は表面が白く濁って唾液がネバネバしたり、口臭が気になることも増えます。刺激の強い食べ物にしみたり、ヒリヒリとした痛みを感じやすくなるのも特徴です。腫れにより味覚が鈍ってしまい、食事がおいしくいただけないのもつらい症状です。また、はっきりと浮腫が目立つというよりも、全体的に赤く腫れて熱を持ち、口の中が荒れた状態になるので、口内炎と気づかない場合も多いよう疲れや免疫力の低下、風邪など、健康状態が心配な場合に発症しやすくなりますが、直接の原因となるのが、物理的な刺激や傷です。入れ歯や矯正器具、熱い食べ物などが粘膜と接触し、刺激を受けた部分に傷ができて細菌が繁殖することが、主な発症原因と考えられています。

*主な症状

・口の中が赤く腫れる

・刺激のある食べ物にしみる

・唾液の分泌量が増える

・口臭が気になる

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