駒沢大学駅徒歩5分の歯医者「駒沢歯科・矯正歯科クリニック」

医院ブログ

学齢期の口腔ケアについて

こんにちは。世田谷区駒沢の歯医者、駒沢歯科矯正歯科クリニックです。今日は学齢期の口腔ケアについて説明いたします。

お子様が小学生から中学生にかけては、幼若永久歯の保護、歯肉炎・歯列不正・噛み合わせの異常の予防にとってとても重要な時期にあります。また食事や歯ブラシ等のお口の中の清潔に関する習慣が自立する時期で、より良い保健習慣が定着するように患者さん自身の問題解決能力を付与する方向にもっていきます。

学齢期の口腔ケアのポイント

・健全な永久歯や永久歯の歯並びを育成するうえで重要な時期です。永久歯が次々と生えてきてそれに伴って虫歯のリスクの高い端及び部位も変化していきます。生えてきたばかりの永久歯を保護するためにフッ化物応用(ホームケアとしてのフッ化物配合島剤とフッ化物選考の指導、プロフェッショナルケア(歯医者でのクリーニング、フッ化物歯面塗布)を実施します。歯ブラシの方法はその時期に応じて指導内容を変化させていきます。例えば虫歯のリスクの高い部位の歯ブラシの方法やフロスなどの清掃器具の利用などをアドバイスしていきます。

・歯肉炎の予防、管理もしていきます。小学生の頃から歯肉炎が増え歯石沈着も見られるようになります。早期の適切な歯ブラシのやり方を指導することによりコントロールをが可能である疾患であることを理解させ、それを自分自身でもできるように指導していきます。その時に染め出しなどを行い自分の目で見ることで理解できる疾患であると言う特徴を利用していきます。

歯並び、噛み合わせの問題もこの直にわかってきます。永久歯が生えてくると歯並びや噛み合わせ等の問題の予測が可能になってきます。不良習癖の除去や早期発見、早期治療により予防可能な場合もあるが矯正治療の必要性を決定する時期でもあります。

この時期は生活習慣の自立する時期でもあります。お菓子などの間食や食事バランスの乱れに対する指導もしていきます。色々なお菓子などがあるので甘味飲食品の摂取過剰によるお口の中への影響、偏食による栄養バランスの乱れの起こる時期であり適切なアドバイスが必要となる時期です。

また歯ブラシなどの清潔習慣特に歯ブラシのやり方や歯ブラシを行う時間などのアドバイスが大事になってきます。

この時期は大部分の生活習慣が自立する時期であります。特に歯科分野では口腔ケアの基本である歯ブラシや口すすぎなどの清潔週間への適切なアドバイスをしていきます。

学業の本格化や社会性の広がりにより清潔習慣の乱れが出てしまう時期でもあります。学業が忙しくなるとともに、友人関係や行動範囲も広がります。この直に清潔週間が見られることがありますので適切な指導が必要です。

学校歯科検診や学校歯科保健活動との連動も大切です。歯科健康診断結果の通知を歯科医院に持参することがあり、初期虫歯や歯肉炎など治療もしていきます。また学校歯科保健活動の一環としてブラッシング指導やフッ化物選考などが実施されていることがあるためそれらに解除したメンテナンスをしていきます。

年齢に応じたメンテナンス

小学1年生から3年生の場合

この時期には6歳臼歯や上の前歯が永久歯で生えてきます。お口の中に生えたての歯わ虫歯になりやすいので注意が必要です。6歳臼歯は特に噛む面が虫歯になりやすいです。フッ化物応用、シーラント、ブラッシング(保護者様による仕上げの継続)が必要になってきます。

上の前歯の永久歯もこの時期にお口の中に生えてきますので注意が必要です。上の前歯の虫歯になりやすい場所ははと歯茎の境の部分とベロ側の凹みになります。6歳臼歯同様フッ化物応用、シーラント、ブラッシング(保護者様による仕上げ磨き継続)が大事になってきます。

歯肉炎は特に下の前歯部に後発します。歯ブラシとフロスの使用で対応しましょう。歯石も下の前歯の裏側に付いてきますので家庭では歯ブラシをしていき歯医者で歯石を取りましょう。この時期は子供の母が早期に喪失をしてしまったり子供のはが抜けず残ってしまったりしている時期です。必要もないのに残ってしまった歯は歯肉炎や虫歯のリスクを高めてしまいますので抜いていきます。子供の歯の早期喪失は永久歯が入るスペースがなくなってしまいますので永久歯が生えるスペースの確保をしていきます。また上唇には上唇小帯と言って前歯と前歯の間に正体が入り込んでしまう可能性もあります。そのことを上唇小体高位付着と言いますがその場合は歯医者と相談して上唇小帯の切除を行っていきましょう。

小学4年生から6年生

不良習癖にも注意が必要です。特に指しゃぶり、口呼吸、異常嚥下癖がよくおこります。しっかりと治していくことが大事です。

この時期に永久歯の小臼歯が生えててきますのでフッ化物応用、シーラント、ブラッシングをやっていきましょう。この直にはブラッシング実態状況の調査をしブラッシングフラッシングの自立に対し問題解決型の指導が有効になってきます。

中学生

この時期になると前から7番目のは(第二大臼歯)が生えてきますのでフッ化物応用シーラントブラッシング、ワンタフトブラシ、フラッシングなどで虫歯を予防しましょう。

特に上の第二大臼歯は磨くのが難しいです。やや口を閉じ気味にして歯ブラシの入るスペースをじゅうぶん確保した状態で磨くように指導してください。第二大臼歯のプラークの取り残しは要注意です。

このように学齢期になってくると乳歯が次々と生え代わり永久歯に置き換わっていきます。先述しましたがお口に生えてきたばかりの永久歯は虫歯になるリスクが高いので注意が必要になってきます。永久歯は虫歯になると生え代わりは無いので虫歯にはならないように気をつけましょう。またこの時期に歯ブラシの習慣や感触の習慣などが確立していきますので虫歯になりづらいような習慣を確立していきましょう。

また第二大臼歯が入ることで永久歯が生え揃い成人矯正矯正をやるかどうかの判断もできるようになります。必要があるようだったらお子様と歯科医師によく相談して矯正やるかどうか決めていきましょう。

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