駒沢大学駅徒歩5分の歯医者「駒沢歯科・矯正歯科クリニック」

医院ブログ

妊娠時のお口の中の変化と健康について

こんにちは。世田谷区駒沢の歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。今日は妊娠時のお口の中の変化と健康について説明いたします。

妊娠中はホルモンのバランスが変わったり、つわりなどによりお口の中の変化が起きやすい時期でもあります。唾液の分泌、食生活の変化なども加わり口の中が汚れやすく、清掃がしにくくなったりする傾向があります。よって口の中の環境がかなり変化します。当然そのことにより歯茎が腫れたり虫歯が多くなったりすることがよく見られます。また虫歯や歯茎の腫れがなくてもはに循環する血流量が増えはが痛くなったりすることもあります。甘いものを食べた時は暖かいものを食べたり飲んだりした時は菓子見たり歯磨きの時などに出血したりなどの口の中の変化が普段から気にしておきましょう。

妊娠中は口の中が汚れやすくなるだけでなく、ホルモンの変化により妊娠性歯肉炎など歯茎が腫れやすくなります。腫れている歯茎を何気なく磨くと歯茎を傷つけ出血してしまいます。かといって汚れたままにしておくとかえってひどくなり歯ブラシ等ができなくなったりします。柔らかめの歯ブラシを用意し鏡を見ながら丁寧に腫れているところ傷つけないよう軽く痛くない程度に見られて汚れを落としてください。丁寧に磨いていると1週間から2週間程度で出血しなくなってきます。腫れもだんだん引いてきます。鏡を見ながら的確に磨くのがコツです。あまりひどい時は悪化する前に歯医者を受診してください。

また、つわり等がひどくなかなか3度の食事も思うように取れない時や、お腹が大きくなっていが圧迫されるせいかあまりいちどに食べれないなどでそれを補おうと感触の回数が増えたりすることもあります。満腹感を感じずお腹も以上に減ったりする人もいるようです。赤ちゃんの分も含め、ある程度の栄養は取らないといけませんが、かといって必要以上に食べてしまいますとそれはそれで中毒性、や肥満にもつながり出産にも差し障りが出てきます。なので極端な食生活の変化はご注意ください。またあまいものばかりを好むようになったりお芋ばかり食べたくなったり好きなものも変化することが多いようです。飲食をすると口の中が酸性に傾きます。特に甘いものは酸性度が高くなり虫歯にもなりやすくなります。

上手に食べ、ケアを忘れずにご注意ください。またあまりにも偏った偏食は栄養のバランスも心配になります。いろいろ食べてみてチャレンジをしてみましょう。

妊娠時の間食

間食の事ですが、お腹の赤ちゃんが成長して大きくなってくると消化管も押し上げられるように圧迫されていちどに食べることのできる食事の量が少なくなってきます。間食は妊娠7ヶ月ごろまで1日1回と言う妊婦さんが約60%いるのですが、妊娠8ヶ月になると反対に間食2回と言う妊婦さんが約70%位出てくるのです。さらに間食の内容も妊娠初期においては甘いものや甘い飲み物を取る妊婦さんはたかだか20%程度ですが、妊娠6ヶ月以降においては実に50%から70%になってくるようです。昔妊娠すると酸っぱいものが食べたくなると言われてきましたが実際の調査では甘い食品が増加したと言う妊婦さんが約29%と最も多く、酸っぱい食品に嗜好が変化したと言う妊婦さんはほとんど認められませんでした。やはお菓子のように身近にあるスナック類はよく食べているようです。ダラダラと食べないように気をつけましょう。

基本的な生活習慣を乱さないようにしましょう

このような妊娠中の生活習慣を見直してみますとつわりで歯磨きが十分にできず口の中が汚れやすい傾向にあるのにもかかわらず、感触の回数が増加しそして完食の内容も甘い食品が多くなると言う状況が実際です。ちょうど虫歯のある小さい子供と同じような生活習慣だと思います。妊娠中の虫歯予防のためにはやはり基本的な生活習慣を乱さないように配慮することが大切です。無理でなければ近場の歯医者を受診して定期検診やクリーニングをしてもらうようにしましょう。

妊娠と歯周病

妊娠すると歯肉が腫れたり歯周病が進んでしまったりと言うことが多くあります。妊娠と歯周病は関係があります。その第一の要因は妊娠初期のつわりが原因となって歯磨きが不十分にできなくなる期間があると言うことです。特につわりがあると奥歯の歯磨きは辛い人が多いようです。歯磨きができないと当然のことながら細菌数は増加していきますので歯周病にかかりやすくなります。妊婦さんの検診結果を見ると前歯の炎症に先駆けて奥歯の炎症が出現しているようです。この結果はつわりで多くの方が磨きにくいと言う状況と一致しています。次にホルモンの影響があります。妊娠すると胎盤や妊娠黄体からエストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌が増加することが知られています。このエストロゲンと言うホルモンの過剰分泌は、細胞の増殖に関与すると言われているので歯肉に炎症が起きると晴れやすくなると言うことを意味しています。またプロゲステロンと言うホルモンは、過剰分泌によって血管の透過性が更新すると言われているのでこれも歯肉の腫れなどの炎症症状に関与すると考えられます。このように妊娠が直接的に歯周病の原因になることでは無いのですが、歯周病を増額させる要因に話なる可能性がありますのでお口の手入れを妊娠初期から怠らないようにすることが大切です。妊婦さんの中には歯肉炎がひどくなってハオ磨こうと思っても痛みが出てしまい出血もしてきて歯ブラシができないような状況になってしまう人も実際に出てきてしまいます。歯周病の予防は特に妊娠初期においては大変なことを忘れないでください。

妊娠中の喫煙

タバコに含まれる有害物質は100種類を超えます。中でもニコチンと一酸化炭素は赤ちゃんへの十分な栄養や酸素の供給を阻害します。初期には流産の可能性を高め中期以降は赤ちゃんの発育を遅らせて低出生体重児(2500グラム未満)になる確率が高くなります。また喫煙は歯周病の危険因子です。妊娠に気づいたらなるべく早く禁煙しましょう。家族の血縁からも空気中の煙として影響をつけてしまいますのでできれば夫婦揃ってやめましょう。

妊娠中のアルコール

アルコールの外はタバコほどではありませんがアルコールは胎盤を通してお腹の赤ちゃんに移行します。母親が呼べば赤ちゃんも酔っ払います。なので妊娠中はアルコールを控えた方が賢明です。アルコールに関しては最近考え方が変わり米国疾患管理センター(CDC)は妊娠中の飲酒についていかなる時期にいかなる量も安全とは言えない、アルコールは胎児に悪影響を及ぼすので妊娠中並びに妊娠の可能性がある女性は禁止すべきであると文書をだしました。

また妊娠中の歯肉の病気は早産の低体重児に関連するともしているので口腔内のケアも大事になってきます。

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