駒沢大学駅徒歩5分の歯医者「駒沢歯科・矯正歯科クリニック」

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乳歯の一生

こんにちは。世田谷区駒沢の歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。今日は乳歯の一生について説明します。

赤ちゃんの歯はお腹の中にいる時から作られ始めています。人の歯は妊娠第7週のころから始まります。この頃は、胎児の体長も11ミリメートル位で妊婦自身も妊娠したと言う自覚があまりない時です。この時期はやっと唇が作られ顎の骨もまだ軟骨の状態にありますので、この時からいきなり歯ができてくるわけではなくいろいろな段階を得て歯は形作られて行きます。乳歯の一生は成長期、石灰化期、萌出期、咬耗期、吸収期の5つの段階に分けられます。

成長期

成長期は歯をつくる細胞が集まり増殖して、分解して歯を作る役割分担をする時期にあります。この頃が妊娠第7週、つまり卵子が受精して50日くらいにあたるわけです。将来の乳歯の数と位置に一致して上下合わせて20個の細胞の塊ができます。これが歯を作るための基礎で歯胚と呼ばれます。
歯胚は次第に成長し、歯の外側のエナメル質を作る部分、内側の象牙質と歯髄を作る部分、はと骨をつなぐセメント質や歯根膜を作る部分に分かれ、のどの部分を作るか分担を決め(組織文化)、この時に波の大きさや形が決まります。分担が決まると将来エナメル質や象牙質になる部分にはとなる下の枠組みを作っていきます。この頃が妊娠4ヶ月から5カ月位に当たります。

石灰化期

石灰化期は成長期にできたのが組にカルシウムやリンなどの成分が沈着し端の方さを増していく時期です。石灰化は子供の発育の状態を反映しやすくなっています。例えば胎児が出産等により体内から外界へ移ると周りの環境が急激に変わることとなります。そのため胚の成長が一時的に停止し新産線と言われる歯の形成停止線が見られることがあります。このような現象は熱性疾患や栄養障害の時にも生じることがあります。歯のエナメル質の石灰化が終わると、歯冠(歯茎から外に出ている部分)が出来上がります。乳歯の歯冠の完成には7ヶ月から14ヶ月かかり永久歯では3年から6年かかります。歯冠が完成すると歯根(歯茎から下の歯の根っこの部分)を作り始め乳歯では約1年半から2年ぐらいかけて完成します。

萌出期

歯はある程度出来てくると歯は生えようと顎の骨の中で移動を始めます。歯冠が完成し、歯根がある程度まで出来上がってくると口の中に顔出します。一般に上下の歯を比べると同じ場所の歯では上の歯より下の歯の方が早く入ってきます。

咬耗期・吸収期

咬耗期には歯が噛み合わされすり減ります。すり減り方の程度は噛む力や歯ぎしり、歯並び等により違いがあります。そして乳歯の歯根は吸収し抜け落ちて永久歯はい変わっていきます。これらの各段階は厳密にきめられているわけではなく、お互いに重なり合い、連続して進行していきます。そしてそれぞれのはわ同時に成長するのではなく少しずつ時期がずれて成長していきます。

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