こんにちは。世田谷区駒沢の歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。今日はよくある見た目の悩みとその治療について説明いたします。
①歯に汚れが付いていてきれいにしたい
ツルツルして見える歯のエナメル質の表面には凸凹してる構造があり表面には様々な要因で汚れや着色が付着します。日常的にコーヒーやお茶を頻繁に飲む人色素を多く含む食べ物をよく食べる方、タバコを吸う方はどうしても着色が多く見られます。はについてしまう着色の程度には個人差がありますが歯ブラシの方法が改善が必要な方や歯と歯が重なりがあい重なっているところが歯ブラシがしずらい方によく見られます。またエナメル質は端の組織の中でも比較的表面がツルツルしていて汚れ等が付着しづらいのですが、歯茎が下がってきて歯の根っこが露出してしまっている所には汚れや着色はつきやすく、またいちどついてしまった着色は取りづらいです。軽度の着色はほとんどの場合歯磨剤をつけた適正な歯ブラシによりかなりきれいになります。しかし歯と歯の間のように歯ブラシの毛先が届かない部分には着色が残ってしまいご自身で着色や汚れを取るには限界があるようです。ここで気をつけていただきたいのが歯と歯の間や、歯の根っこの部分を無理矢理きれいにしようとしてすごく硬い歯ブラシや硬い物でこすって汚れを落とそうとすると歯を削れさせてしまったりかえって表面に傷をつけてしまうことでさらに着色や汚れがつきづらくなってしまったり他のトラブルの発生を招いてしまいます。
現在ではエナメル質を傷つけることなく着色を除去できる歯面清掃機がかなりの歯医者で設備されています。これは塩化カルシウムと重炭酸素水素ナトリウムの粉末を水と一緒に歯の表面に噴射して汚れだけをうまく落とす装置で歯ブラシの届かない溝や歯の間の部分の細部にも細かいパウダーが入り込んできれいにしてくれます。また着色や汚れを落とす歯科医院専用の島材も歯医者では発売されておりそれらと一緒に使って機械的に除去することも可能です。歯の着色などが気になっている方はいちど衛生士に相談してみるといいと思います。
②歯が変色しているので直して欲しい
歯が変色してしまっている原因としては歯の表面的な汚れが原因の変色と歯の神経(歯髄)をとってしまったはが紅紫色に変色してしまったり薬剤や生体の代謝異常が原因となる歯自体の変色、またエナメル質のでき方が不十分なことによる変色そして歳をとることに伴う黄ばみが強くなる変色などがあります。歯の変色を理由に歯医者に来る患者さんの多くはまず歯の歯面清掃を行うことが必要です。特に歯と歯の間の汚れを除去することでかなりの改善が見られることが多いです。
③歯が欠けているので直してほしい
事故やとても硬いものを噛んでしまった時に伴う破折片の1部の破折はかなりの頻度で発生します。これらの場合のような1部はがかけただけでも昔は歯の大部分を削り全体をかぶせる方法が一般的でした。これは昔の治療法に強力な接着と言う方法がなく強着剤(かぶせものをつけるときの接着剤)と言う従来型の歯科用をセメントを使用する方法が一般的だったためです。現在では世界における接着剤の研究が進歩し強力な接着を得ることができました。エナメル質や象牙質にかなり強く接着することとその製品自体の機械的強度も大きく増しました。したがって健全なはあまり気にすることなく修復が可能となってきたわけです。合成樹脂の1種であるコンポジットレジン(CR)と言う修復材を応用することで端の部分的な欠損に置いて歯を大きく削ることなく治療が可能になりました。見た目の部分でも充分満足いく治療ができるようになりました。
④歯並びをきれいにしたいが矯正以外の治療で治療したい
歯並びを直すには矯正による治療法が一般的です。しかし矯正治療には費用がかかり長時間かかり心理的な制約が多くどうしても治療に踏み切れない人も少なくありません。そこで歯の歯冠部分(歯茎から上に出て見える部分)を人工的に宿して歯並びの見た目の改善をする補綴学的な方法もあります。この方法は全ての場合に適用できる方法ではありませんがある程度の歯へ適用が可能です。
ラミネートベニア修復法やセラミック矯正などがあります。
⑤歯が全体的に黄ばんでいるので白くしたい
ホワイトニングと呼ばれる波野漂白はかなり一般的になってきました。ホワイトニングには歯医者で専用の器具を用いて行われるオフィスホワイトニングと患者様がご家庭で行うマウスピースを用いて行われるホームホワイトニングがあります。またホワイトニングにより白くなったかは後戻りすることがありますので定期的な維持管理が必要です。ホワイトニングには非常に効果的なケースとあまり効果が期待できないケースがあります。例えばある種の金属の詰め物による黒色の着色や重度の変色歯などには効果があまりないと言われています。
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