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歯科矯正は大人になってからだと遅い?
こんにちは。世田谷区駒沢の駒沢大学付近にある歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。今日は歯科矯正は大人になってからだと遅い?について説明します。
歯科矯正の相談をする人の中には「歯科矯正は中学生や高校生の時にやり始めるもので、大人になってからの歯科矯正は遅すぎる」と思うのですがといったように、「今からでは遅いのではないか」と思っている方がかなりいらっしゃいます。
年齢を重ねると確かに成長期の子供に比べると矯正の治療期間は長くなってしまうかもしれません。
それは子供の場合の歯科矯正は顎の発達も利用することによって歯並びを直すこともできます。
大人の場合は確かに顎の骨も出来上がっていて、顎の成長を利用して歯科矯正をする事はできませんので、時間がかかるのは事実としてあります。
しかし、見方を変えると顎の成長発育の過程を考慮しなくていいので治療がより計画的に進められると言うことにもなります。
また、子供の歯科矯正の場合は治療のための矯正器具の装着に協力が得られなかったり、口の中の違和感に耐えきれずに泣き出してしまったりすることもあり、どうしても大人以上に協力が得られないこともあります。
小児矯正のほぼ100%が親の希望で治療し始めるのですが、どんなに親が治療に積極的でやる気があったとしてもお子様本人が消極的な気持ちのままだと途中でできなくなってしまうことも少なくありません。
ところが大人になり、自ら歯科矯正を希望する人はその治療の大切さや必要性をしっかりと理解し検討した上で治療を開始できるので途中で断念すると言う事はあまりありません。
また自分のお金でやる人が多いので絶対に治すと言う決意が見られ、治療に前向きで積極的に取り組んでいる方がすごく多いです。
事実40代、50代の方でも歯科矯正をやり始める人もかなり多くなってきています。
歯科矯正を始めるのに遅いなどと言う事は決してありません。自分の歯並びが気になっていて自分の将来のために歯科矯正をしたいと思った時が始めるべきタイミングだと思います。
さらに40代、50代になってくると歯周病に罹患しやすい年齢にもなってきます。
歯並びが悪いと歯が重ねてしまっている所にプラークがついてしまうことにより、歯周病が悪化して歯が抜けてしまうこともあります。
また歯並びが悪いと局所的に噛み合わせの強い力がかかることによりその部位が局所的に歯周病が進んでしまいます。
歯周病の予防にも歯科矯正はかなり効果的だと言えるのです。
なので40代や50代の矯正は将来的に見てかなり有意義な治療だと言えます。