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保険の銀歯はいつまでもつ?

こんにちは。世田谷区駒沢の駒沢大学付近にある歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。今日は「保険の銀歯はいつまでもつ?」について説明します。

①銀歯について

一概には言えませんが銀歯の寿命は一般的に3年から5年ほどと言われています。

ここで言う寿命と言うのは銀歯に使われている金属がものとして壊れてしまう年数ではなく、銀歯が劣化してしまい二次的な虫歯ができ始める期間や銀歯を歯に接着させるセメントが劣化して段差になってしまう期間を示します。

銀歯は保険適用されている金属、金銀パラジウム合金と言う金属を使っています。

金銀パラジウム合金とは

保険の金属の被せ物や詰め物は歯科用金銀パラジウム合金を使っています。その組成は金12%、パラジウム20%、銀約50%、銅10%からできている合金です。これを一般的には銀歯と呼ばれています。

金銀パラジウム合金のデメリット

①金属アレルギーになってしまう危険性がある

そもそも金属アレルギーをお持ちの方はこの世界を金銀パラジウム合金を使用するのはお勧めしません。

さらに長い期間この歯科用金銀パラジウム合金を使用しているとある一定の割合で金属アレルギーになってしまうと言うデメリットが挙げられます。金属アレルギーの症状としては金属と接触する部分が炎症を起こしてしまったり、頭痛や肩こりやその他の体の不調の要因となるケースもあります。

また長い間お口の中に金銀パラジウム合金があると金属が溶け出し歯を黒くしたり歯茎が黒くなったりしてきます。

なるべく金属アレルギーのない方で金銀パラジウム合金を長らく口の中に入れておくのはお勧めしません。

②アマルガム

最近では使われなくなってきた材料ですがまだお口の中にこのアマルガムが入っている方を見受けます。

このアマルガムという銀の詰め物には水銀が含まれています。

しかし、日本では銀の詰め物としてアマルガムを長い間使ってきました。アマルガムは水銀を含む金属との合金でできており正式名称は「歯科用水銀アマルガム」といいます。アマルガムに含まれている水銀は一般的によく知られている有害な水銀のことではなく、あまり害がないとされている無機水銀と呼ばれるものが入っています。

ただし、無機水銀が時間の経過とともにイオン化して溶け出し体内に蓄積し健康被害につながると近年では言われています。そのため、日本以外の国では歯科治療において実施を禁止になっている国もあります。日本でも以前まで保険適用でこのアマルガムの銀歯が使用されていましたが、2016年の保険ルールの改正により保険ではアマルガムがは保険診療から除外になりました。

このように、保険の銀歯といっても種類がありどのくらい持つかと言うことに関してはその方の歯ブラシの状況、噛み合わせ、生活習慣などによる虫歯になりやすさ等で決まってきます。

しかし、材料学的には必ず銀歯は劣化してしまいます。さらに劣化をすると言う事は銀歯の金属イオンが常に溶け出している状態ということです。この状態が長く続くと健康にとっては良いものとは言えません。なので極力金属、特に非貴金属を口の中に入れておくのは避けるようにしましょう。

特にまだアマルガムみたいに水銀が含まれている金属がお口の中に残っている場合は歯医者で別の素材と変えてもらうのをおすすめします。

ご自身ではアマルガムか何かの金属かというのには見分けがつかないと思いますので、いちど歯医者に足を運んでもらい検診をしてもらうのをおすすめします。