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大人の虫歯のほとんどがこれ!隣接面う蝕!

こんにちは!駒沢の歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。

今日のテーマは『大人の虫歯のほとんどがこれ!隣接面う蝕について』です!

画像の写真は虫歯の写真です。

一見、穴も空いてないし、すごく黒い所もないので虫歯がないように見えるかもしれません。

しかし、かなり大きい虫歯があります。

これは隣接面う蝕と言って、隣合ってる歯の間の虫歯が進行してしまっているケースになります。

次の写真は、同じ歯を少し治療のために表面を削って、虫歯を見やすいような状態にしてあります。

この写真はかなり虫歯が見えやすいと思います。

見ての通り、かなり大きい虫歯です。

この虫歯は神経ギリギリまで虫歯が及んでいたケースになり、今回はなんとか神経を温存することができました。

なぜ、ここまで大きくなるまで患者様が虫歯に気づかなかったのでしょうか?

それは、隣接面う蝕は本人ではなかなか気づきにくいのです。

本人で虫歯に気づかない理由

①痛みがない

 成人の虫歯は痛みが出ないことがほとんどです。

 成人の虫歯は、虫歯が神経に感染することにより髄炎になってしまってから、お痛みが出るパターンがほとんどです。

よって、神経まで虫歯が及んでない。歯は痛みが出ることが少ないので、ご本人で気づかない場合が多いです。

② 見た目では穴がないように見える 

隣接面右色の特徴は、左右の隣り合っている歯の間からできますので、噛む面から虫歯を確認することができません。そのため、虫歯の穴に気づかなかったり、虫歯の穴に食べ物が挟まったりすると言うことがほとんどないので、気づかない場合が多いのです。

もし、今回定期検診に来ていただけなかったら、神経まで虫歯が及び神経の治療になっていたでしょう。

隣接面う蝕の予防及び早期発見の方法

①デンタルフロスを使用する

デンタルフロスを使用することで、隣接面の食べかすを除去することができます。

デンタルフロスを使用するのが習慣になってない方が多く感じますので、必ず1日夜寝る前にデンタルフロスをしっかり通して食べかすを取りましょう。また、デンタルフロスの使用法などは歯医者で歯磨き指導などをしてもらうと上手に使用することができます。

②定期検診に行く

定期検診に行くことによりクリーニングをしてもらえます。もちろんデンタルフロスや歯科専用の器具を使うことにより汚れをきれいに落としていきます。また当院ではクリーニングの後にフッ素塗布も行っていますので、虫歯になりづらくなります。もちろん隣接面う蝕の予防にも効果的です。

また今回も定期検診を受けたことによって、虫歯が発見されました。

先ほども申したように、成人の虫歯は痛みがないことが多く、痛み出す頃には、神経に虫歯が感染して歯髄炎の状態になってしまっていることがほとんどです。

そもそも虫歯にならないのが理想的ですが、早期発見、早期治療も歯を生涯にわたって守るためには重要になってきます。

このような方法で隣接面う蝕を予防、早期発見早期治療をしていきましょう!