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口腔内スキャナー導入しました

こんにちは。世田谷区駒沢にある歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。

この度、口腔内デジタルスキャナーiTeroを導入しました。

口腔内デジタルスキャナーを導入したことにより、従来のブラケット・ワイヤー用いた歯列矯正治療だけではなく、取り外し可能なマウスピースによる歯列矯正治療も可能になりました!

そして、

虫歯の治療に必要なインレーやクラウンといった補綴物(つめもの)を製作するために欠かせなかった歯型取りですが、スキャナーで口腔内をスキャンするだけで、補綴物の製作が可能になりました!

今回は、口腔内デジタルスキャナーの導入による上記2点のメリットについてご説明させていただきます。

はじめに…

口腔内デジタルスキャナーとは

iTero口腔内デジタルスキャナー

口腔内にスキャナーカメラを挿入し、化学スキャンを行うことで、撮った画像を3D化します。わずか数分で高解度のスキャンをする事ができ、即時にディスプレイで3D画像確認することができます。

3Dデジタル印象、口腔内カラー写真、近赤外光画像を、一度の撮影で同時に記録できる、ハイブリット歯科用画像取得システムになります。

メリット2点

【1.マウスピース型矯正・インビザラインGo】

インビザラインGo

歯列矯正装置のパイオニア企業である米国アライン・テクノロジー社の日本法人であるインビザライン・ジャパン株式会社が提供する、透明に近いマウスピースを装着し歯並びをきれいにする治療法です。インビザライン社は、1997年より、独自技術の研究と改良を続けている歴史のある会社です。

治療開始には、口腔内検査、レントゲン撮影、顔やお口の中の写真、歯型取り、模型作成等の精密検査が必要となります。

当院で導入した、口腔内スキャナーiTeroは、それらの精密検査の中のお口の中の写真や歯型取りが、スキャナーを利用することで検査が可能となる機材です。時間短縮もでき、インビザライン社へのデータによるマウスピース依頼も可能になりました。

何度も歯科シリコン材料を使用し、歯型取りをする必要がなく、患者様の負担を軽減することができるようになりました。

何より、スキャンデータによる治療のシュミレーションが可能になり、患者さまに、治療後の歯並びや、フェイシャルフォトのイメージをディスプレイにてご確認いただけるようになりました!

治療工程や治療後の変化などをイメージしやすく、マウスピース矯正に対する不安解消や、治療に対するモチベーションアップにもつながって頂けると嬉しいです。

※メリットも多いマウスピースによる歯列矯正ですが、患者さまの症例によっては、向き不向きがございます。従来のブラケットを装着したワイヤー歯列矯正のほうが適している場合もございますので、まずは、医師とのご相談からご予約を取らせていただいております。お一人おひとりの患者さまに合った、最適な治療法のご提案をさせていただきたく存じますので、お気軽にご相談ください。

【2.スキャナーによる歯型取り】

虫歯の治療には、虫歯の大きさにより、補綴物(つめもの)の製作が必要です。今までは、製作するにあたり、歯科用シリコン材(アルジネートというピンクの印象材)を使用した歯型取りが必須でした。

しかし、口腔内スキャナーを導入したことにより、お口のなかを、数分間、色々な角度から写真を撮らせていただくことにより、インレーやクラウンといった補綴物の製作が可能になりました。

歯科用シリコン材を使用する歯型取りは、印象材が固まるまでの時間があり、うまく取れないと複数回お願いする場合もあるなど、嘔吐反射の強い方にはかなりのご負担がございました。

スキャンによる補綴物製作により、患者さまの負担軽減に繋がっていただけると幸いです。

※一部、従来の歯科シリコン材を使用した歯型取りが必要な治療もございます。ご了承ください。

以上2点

口腔内スキャナー導入によるメリットをあげさせていただきました。最先端の技術を導入することにより、患者さまお一人おひとりに合った治療法をご提案させていただけるように努力してまいります。