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定期検診のススメ
こんにちは。世田谷区駒沢にある歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。
当院では約3ヶ月ごとの定期検診をおススメしております
歯科を受診する機会は、歯が痛む、詰め物がとれた、学校の歯科検診で受診をすすめられた、歯のクリーニングをしてほしい、、、など、さまざまな理由があるとかと思います。
どのような理由がきっかけでも、数ある歯科医院の中から、当院を選んでいただき、ご受診くださった皆様に、治療が終了して、お悩みが解決した後も、継続して、歯やお口の中の健康を維持するお手伝いをしたく、定期検診のご提案をしております。
定期検診は保険適用となります。
病気になる前の健康診断は自費扱いになるのに対して、歯科検診には保険が適用されています。
保険適用にする事で、皆さんが歯科検診を受けやすくしているとも言えます。
なぜでしょうか
それは、歯や口の中の健康は全身の健康とも密接な関わりを持っているからです。定期的に歯科検診を受けてもらう事が、全身の健康にも繋がるからです。
日本政府は、国民全員が定期的に歯科検診を受けることを目標とし、国民皆歯科検診を義務化することも検討しています。
すでに、歯牙に影響のある職業に従事されている一部の方には歯科検診が義務化されており、乳幼児から高校生までのお子様に対しても、各自治体や保育所・幼稚園、学校において歯科検診の実施が義務付けられていますが、大人の歯科検診はまだ義務化されていません。
国民皆歯科検診の義務化への動きは、歯の健康が全身の健康に影響を与えるという意識の高まりの現れといえます。
【口は万病のもと】
口腔内の細菌によっておこる歯周病は、さまざまな病気とも関わりがある事がわかっています。
脳梗塞、誤嚥性肺炎、心筋梗塞、動脈硬化、糖尿病、低体重児出産、早産、認知症、、など
命にもかかわる病名が並びますね。。。
歯周病の原因となるのは、歯垢です。
歯磨きが不十分だと、歯垢が口腔内にとどまり、その歯垢の中の細菌が増え、口腔内が常に炎症を起こしている状態が続きます。
口腔内の炎症により、歯肉の血管から、細菌が全身に入り、さまざまな病気を引き起こしたり、悪化させる原因となるというわけです。
ただし、逆を言えば、歯垢を除去し、口腔内を清潔に保つことができれば、上記のような疾患を予防し、症状を軽減させることができるとも考えることができるのです。
ご自身の気になった点が改善されると、その後はなかなか歯科を受診する機会が減ってしまうかもしれませんが、自覚症状のでにくい歯周病の発見にもつながるなど、定期検診を受ける意義は十分にあるといえます。
☆★なぜ3ヶ月ごとの定期検診がよいのか★☆
早期発見 早期治療が大事です
⚫︎お口の中の菌が繁殖する
⚫︎歯石ができ始める (歯石とは歯ブラシでは落とすことが難しい固いよごれです)
⚫︎口臭が気になり始める
これらが3ヶ月が目安となり起こってきます。
当院では、治療が終了したあと、歯のクリーニングをし、口腔内の環境を良くしてから、定期検診へと移行しております。
3ヶ月が目安のチェックを定期的に受けて頂くことで、早い時点での虫歯や歯周病に気づくことになり、口腔内の環境を良好に継続する事ができるからです。
☆★定期検診の内容★☆
セルフケアとプロによるプラークコントロール
⚫︎虫歯のチェック
⚫︎歯周病の検査
⚫︎歯石や歯の汚れを除去
⚫︎歯をツルツルに磨く
⚫︎全ての歯にフロス
⚫︎フッ素塗布
歯科医師や歯科衛生士が、歯科機材・歯科材料を用いてクリーニングしていきます。ご自身の歯磨きだけでは得られない効果を実感していただけると嬉しいです。もちろんご自身でのセルフケアは欠かせません。歯磨きの仕方や、ポイントなどお悩みの事もお気軽にご相談ください。
☆★定期検診で将来の歯の喪失を防ぐ★☆
定期検診を受診している患者さん👤
と
症状のある時のみ受診している患者さん👤
とでは、
80歳の時に残っている歯の本数に違いがあるというデータがあります。
はっきりと、違いがでています。
皆さんは、8020(ハチマル二イマル)運動をご存じでしょうか。
生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように、80歳になっても20本以上の自分の歯をたもちましょう!
という運動です。
歯の喪失の二大原因は、虫歯と歯周病です。
喪失リスクの高い歯は
- 未処置のむし歯
- 歯周疾患が進行してる歯
- 歯全体に被せ物が装着されている歯
- 部分義歯の針金をかけている歯
- 歯周疾患が進行している歯
などが挙げられます。
虫歯になり、神経の治療まで必要になった歯は、歯の大部分を削る事にもなり、喪失リスクが高くなります。
このような状態に至る前に、定期検診で虫歯や、歯周病を予防する事が歯の喪失を防ぐ事につながります。
歯とお口の中の健康を保ち
楽しく充実した食生活をおくれるように
一緒にがんばりましょう♪