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日常でよくあるトラブルとその対応と治療について④

こんにちは。世田谷区駒沢の歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。今日は日常でよく起こるトラブルとその対応と治療について説明いたします。

①口の中がヒリヒリする(口内炎による痛み)

口の中の粘膜がただれて炎症を起こしている状態を一般的には口内炎と呼びます。一般的に口内炎と言われているのは疲れた時や体調が悪い時に、唇や頬の粘膜、舌などにヒリヒリした痛みを感じる直径2ミリから3ミリ程度の周囲が赤くその真ん中に白っぽい潰瘍を形成するアフタ性口内炎と呼ばれているものになります。何もしなくても3日から7日位で自然に治ってしまうのが一般的です。

原因は、過労、栄養不良、過労、ストレスなどが考えられます。口内炎が痛いので歯磨きをしないで口の中を不潔にしていると傷口から細菌が入ってしまい二次的に感染を引き起こすことで長引くことがあるので、うがいなどで口の中を清潔にして休養取ることが大切になってきます。口内炎を自覚して1週間たっても症状が改善しない場合には歯医者を受診してよく調べてもらうことが大変重要です。口内炎といっても様々な病気の症状あるいは初期の症状として現れることがあるからです。

口内炎を症状とする病気にはまずウィルス性によるもの、単純疱疹、帯状疱疹、ヘルパンギーナ、手足口病などがあります。

免疫異常やアレルギーによるものは、天疱瘡、類天疱瘡、表皮水疱症、薬物性口内炎、多型滲出性紅斑、スティーブンジョンソン症候群、中毒性表皮壊死剥離症、全身性エリテマトーデス、ベーチェット病(慢性再発性アフタ)などがあります。

感染などによるものは、壊死性潰瘍性歯肉口内炎、壊疽性口内炎、口腔カンジダ症などがあります。

腫瘍などによるものは口腔扁平苔癬、紅板症、口腔がんなどがあります。

一見口内炎のようなものでも実は異なった口の粘膜の病気の場合もあります。最も注意が必要なものは口腔癌です。口腔がんの初期症状は、舌、頬粘膜、口唇の粘膜にできたごく小さい潰瘍として現れ、アフタ性口内炎と区別がつかないことがあります。したがって自己判断で市販薬などを塗ってむやみに様子を見ていると病気が進行してしまうことがあります。口内炎が1週間以上治らないまたは強い痛みや出血を伴う、徐々に大きくなっている、同時に3カ所以上にできているのような場合はすぐに歯医者を受信し適切な検査と診断そして治療を受けるようにしてください。

②顎の関節が痛い

朝起きた直後あるいは夕方から夜にかけて口を大きく開けると耳の穴の前方部に痛みを感じるようであればそれは顎関節の痛みの可能性があります。痛みに合わせて口を開ける際にその部分にカクっとした感じや頬や、こめかみの筋肉の筋肉痛を自覚することもあります。口を開けるときに痛む、口が開きにくい、口を開けるときに音がする、これらの症状を認めた場合は顎関節症の可能性があります。開けるときの痛みは朝起きた直後あるいは夕方から夜にかけて強く感じることが多く寝ているときの歯ぎしりや食べるときの噛み癖などで顎の関節に負担が多くかかっていることが直接的な原因です。これらをストレス歯並び噛み合わせなどの要因が間接的に関わってきます。

また14歳から17歳の頃は顎関節の成長期にあたり同様の症状を認めることがありますが、多くの場合は成長が終わるにつれて消失します成人でこのような症状を自覚した場合には注意が必要です。顎の関節は口を開くときは回転しながら前方に連れて行きます。この動きをスムーズに行うための役目をしているのが関節円板と言われる組織でこれが圧迫されたりずれたりすることで症状が発生します。顎関節症が進行するとこの円盤が前方に落ち込んで口がほとんど開かなくなったり穴が開いて強い痛みを感じることがあります。さらに進むと関節の骨の形に変形をきたすこともあります。高齢の方で入れ歯を使っている方はより症状が強く出ることもあります。このような症状があったら痛みを我慢して口を大きく開ける事はせず、口を開くのは痛くない範囲に留めてなるべく安静にする必要があります。鎮痛薬などで痛みを軽減することもありますが一時的なものにとどまります。顎関節症の診断には症状のほかにエックス線やMRI等による検査が必要になります。治療は病状や噛み合わせの状態によって方法が異なってくるので顎の関節に継続して痛みを感じるのであれば歯医者で受信してもらう方が良いでしょう。