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歯のフッ素症について

こんにちは。世田谷区駒沢の駒沢大学付近にある歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。今日は歯のフッ素症について説明します。

歯のフッ素症の原因

歯のフッ素症は、班状歯とも呼ばれ、歯の形成期間中に過剰量のフッ素を含む飲み水を長期間飲用することによって生じる歯の発育不全症です。これは1種の福生による慢性中毒症状です。飲み水の中にあるフッ素濃度が高い地域に集団的に発生します。

歯のフッ素症の症状

歯のフッ素症の症状としてはエナメル質表面に不透明な島上の裸を見るものや進行したものでは波野表面が142直ように白濁したりさらに進行したものでは波野表面が凸凹になったりします。そして食品由来の色素などにより褐色の繁盛のシミが認められることもあります。

わが国においては以前見られる地域(主に西日本)がありましたが現在ではほとんど新しい患者の発生はありません。

歯のフッ素症は歯の形成期(出生からおおむね8歳前後)に高い濃度のフッ素が含有された水を飲み続けると起こります。その時のフッ素濃度はおおむね1.2mg/l(ppm)以上と言われています。また歯のフッ素症は乳歯にはほとんど見られず、主に永久歯に見られます。

そして歯のフッ素症は歯の形成期(顎の骨の中で歯が形成されている時期)に成立するので、仮に歯が生えた後で高濃度フッ素が含有されている水を飲み続けたとしても歯のフッ素症は起きません。ですから、う蝕(虫歯)予防のためのフッ素洗口液などでのぶくぶくうがいや、歯医者で行われているフッ素歯面塗布で歯のフッ素症は起こりえません。

歯のフッ素症の治療

歯のフッ素症の歯で、多少の白濁やシミが気にならなければあえて治療する必要はないといえますが歯の表面が凸凹していたり、あるいは強い色素沈着が認められる場合は審美的改善を目的に治療が行われます。

現在、日本においてはほとんどの人が水道水を飲用しています。水道水は法律でフッ素濃度の上限が規定されています(0.8mg/l以下)。ですから、国内で水道水を使用している限りは、歯のフッ素症の心配は今のところ無いようですが、井戸水とりわけ火山地帯を水源とするものを子供に継続して引用させる場合にはいちどフッ素濃度を検査する必要があると考えられます。また小さな子供と海外に長期滞在する場合には滞在国(地区)の歯のフッ素症の発生状況、または飲料水中のフッ素濃度などを調べてみることや、海外の水道水は飲まないように心がけるのが良いでしょう。

先述しましたように、歯のフッ素は高濃度の水道水を飲み続けることで起きてしまう病気です。歯医者で行う歯のフッ素塗布などでは起こり得ないので、フッ素塗布は定期的に歯医者で行うようにしましょう。