駒沢大学駅徒歩5分の歯医者「駒沢歯科・矯正歯科クリニック」

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歯磨き後のうがいは何回?

こんにちは。世田谷区駒沢の駒沢大学付近にある歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。今日は歯磨き後のうがいは何回?について説明します。

日常の歯ブラシで使う歯磨き粉は虫歯予防にフッ素(フッ化物)入りの歯磨き剤を使うことをおすすめします。しかし、うがいを何回もしすぎるとフッ素の虫歯を予防する効果が下がってしまうことがあります。

フッ素入りの歯磨き粉を使っている場合、フッ素を使って虫歯予防の効果を上げるためにはちょっとした工夫があります。

それは、歯磨き後にフッ素を口の中に長くとどめることです。そのため歯磨き後のうがいはできれば最低限にしていただけると効果的です。

歯磨き粉をたっぷりと歯ブラシにとって歯磨きをしたら、10ミリリットルから15ミリリットル位の水で軽く濯ぐ程度にして吐き出します。

つまり、水は少量で一度のうがいをお勧めします。

そうすると、フッ素が口の中にしっかりとどまった状態になります。2時間ほど飲食せずに過ごすと残ったフッ素のイオンが口腔内で効果を発揮します。まず、歯の表面を酸にとけにくく強化したり、歯磨きで取り残したプラークの中に浸透して虫歯の細菌の活動を抑えてくれる効果があります。

特に、就寝前は歯磨きした後は飲食はしませんし寝ている間、唾液が減ってフッ素イオンが流されにくいので長時間フッ素を口の中に留めて起きやすくなります。

なので夜寝る前の歯磨きの後はなるべくうがいをして歯磨き粉のフッ素を吐き出さないように工夫しましょう。

そして、歯磨きをいくら丁寧にしても食べかすやプラークを100%除去する事は不可能なのです。だとすれば残ったプラークの中にフッ素イオンを送り込むことによって予防に役立てると言うわけです。

歯磨き後の少しの工夫で手間もいらず、もちろん子供から大人まで効果がありますのでとても良い方法だといえます。

現在では市販の歯磨き粉や歯医者で売っている歯磨き粉には薬剤の効果や成分が記載されています。これは単なる清涼剤とは異なり医薬部外品となります。歯磨き粉をお店や歯医者で購入するときには医薬部外品と記載してあるか確認しましょう。その中にフッ化物いやフッ素が配合されているかどうかも確認しましょう。

しかし、歯磨き粉の中に含有されているフッ素も歯石の中には入り込むことができません。

なので成熟したプラークや、バイオフィルム、歯石の状態になってしまうと歯医者でしか除去できないので定期的なクリーニングをしましょう。

また歯磨きした後にうがいを何回もしないとお口の中がすっきりしないと言う方には、うがいの後にフッ素洗口をしたり、ジェルやフォームでフッ素を補うと効果的です。

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