駒沢大学駅徒歩5分の歯医者「駒沢歯科・矯正歯科クリニック」

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お子様のパノラマレントゲン写真を歯医者でとる理由

こんにちは。世田谷区駒沢の駒沢大学付近にある歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。今日はお子様のレントゲン写真を歯医者で撮る理由について説明します。

上の写真はお子様のパノラマレントゲン写真です。

パノラマレントゲン写真とは

パノラマレントゲン写真とは歯医者にあるレントゲンの機械で顔の周りのカメラが回って撮影する回転方式と、口腔内に細いエックス線管を入れて撮影する方式のレントゲンです。パノラマレントゲン写真ではお口の中だけでなく顔全体の大まかな状態が把握することができます。

またおおまかな歯の状態や骨の中の状態、太い神経の位置を知ることができます。

このパノラマレントゲン写真1枚で様々な情報が得られます。

虫歯等の診断だけでなく例えば過剰歯の有無や永久歯の数などがわかります。

実はお子様の歯が乳歯から永久歯に生え変わる頃に外から見ているだけではわからない問題が起きてくることがあります。

歯が多い過剰歯は30人に1人ほど、永久歯が足りない先天性欠如歯は10人に1人ほどの割合で見つかりますが、早期発見により歯並びや噛み合わせを守れる場合も多々あります。お子様が6歳から7歳位になったらいちど歯医者でパノラマレントゲンを撮ることをお勧めします。

過剰歯や欠如歯はそれほど珍しくありません。お子様の歯がなかなか生え変わらないと不安になる方もいらっしゃいます。歯が生える時期には個人差があるとは言えいちど顎全体を写すパノラマX線写真を撮って調べてもらっておくと安心でしょう。

レントゲン検査でちゃんと永久歯が顎の骨の中にあれば時が経てば生えてくることがほとんどです。その後も定期的に歯医者で診てもらい生え代わりの様子を成長とともにをしていくことが大事です。

永久歯の生え代わりはうまくいくことがほとんどですが、実は意外にそうでないこともあります。日本小児歯科学会の調査では余分な歯が顎の骨の中にできて永久歯がきちんと入るのを邪魔する過剰歯のお子さんは約30人に1人、永久歯の数が少ない先天性欠如歯のお子さんともなると約10人に1人と言うデータがあります。

どちらも先天的なもので原因は不明ですが歯が育っていく過程で永久歯のもとになるものが呼ぶにできたりできなかったり途中で育たなくなったりして起きると考えられています。お子さんのお口に過剰歯や欠如歯など先天的な問題が見つかるとショックをかける親御さんもおられますがこうした事は誰にでも起こりうることです。

小児歯科、矯正歯科などの子供の患者さんの診療に慣れている歯医者で治療が必要かどうかを含めよく相談するのが大事になってきます。

そのためにも一度お子様のパノラマレントゲン写真を撮ることをお勧めします。

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