駒沢大学駅徒歩5分の歯医者「駒沢歯科・矯正歯科クリニック」

医院ブログ

歯が動く仕組みについて

こんにちは。世田谷区駒沢の駒沢大学付近にある歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。今日は歯が動仕組みについて説明します。

歯は一生動き続けます(生理的な歯の移動)

人の歯はまず硬い骨の中に乳歯ができ、生後6ヶ月位には乳歯の歯が生えます。

その後、永久歯は6歳頃からはえはじめ、12歳から13歳頃に歯列が完成していきます。

15歳から18歳位まで顎の骨の成長が続き、それに伴い歯も移動して変化していきます。

20歳位になると成長がほぼ止まりますが、成人しても歯列は前へと移動する習性があり、歯並びは歳を追うごとに少しずつ変化すると言われています

噛むこと(咬合)、ものを飲み込む(嚥下)、しゃべる、息をするといった日常の口の運動や加齢による変化などに対応して歯並びと噛み合わせは変化していきます。

これは舌の動きや顔面の筋肉などいろいろな要素により歯は移動するのです。

このような現象生理的な歯の移動といいます。

一方である程度人為的に動かす歯科矯正はどうでしょうか?

歯科矯正で歯が動く仕組みとは?

歯と歯槽骨(端を支えている骨)の間には歯根膜(はと骨をつないでいる人体)という?のような働きをする組織があります。はに力が加わると端の根っこに圧迫されたところの骨がなくなり(吸収)、反対側の隙間ができたところは新しい骨が作られます(再生)。この吸収と再生を繰り返すことで結果として波が移動していくのが歯が動いていく仕組みです。

歯科矯正によりどのくらいのスピードで歯が動くのか

歯列矯正をすると歯列矯正を始めて数ヶ月ではが動いていることがわかります。はわ1ヶ月で最大1ミリ程度移動していきます。羽野状態によっては1ヵ月位で変化がわかる時もあります。

なぜ歯科矯正によりはが動かせるのか

歯科矯正は人間の生体がもともと持っている骨の代謝機能を利用して歯を動かします。

骨はある一定以上の圧力がかかると吸収と言う現象を起こして、骨を溶かして圧力を軽減させようとします。またスペースの開いたところでは骨が新しく作られて隙間を埋めると言う生体反応も持っています。

このような骨の代謝を繰り返しを利用することで歯はある程度動かしたい方向に動かすことが可能です。

至適強制力(歯の移動に必要な力)とは

歯科矯正の治療においては動かすために必要な力は大体10グラム位から300グラム程度と言われています。つまり歯につよい力をかければかけるほど動くと言うわけではありません。

最近では弱い力で歯をゆっくり動かすことが一般的になってきました。理由はあまり強い力をかけすぎると歯に何らかのトラブルが起きてしまうからです。

歯科矯正では歯にダメージを与えない位の適切な圧力を歯にかけることでゆっくりと歯列を整えていきます。

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