駒沢大学駅徒歩5分の歯医者「駒沢歯科・矯正歯科クリニック」

医院ブログ

気圧性歯痛と航空性歯痛

こんにちは。世田谷区駒沢の駒沢大学付近にある歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。今日は「気圧性歯痛と航空性歯痛」について説明します。

気圧性歯痛について

皆様は気圧の変化、例えば台風や登山、飛行機の中で歯が痛くなる事はないでしょうか?

歯ひ気圧の変化により痛みを発症してしまうのですがなぜ気圧の変化で歯が痛くなってしまうのかを説明していきます。

歯の内部には歯髄空と呼ばれる血管や神経などが通っている空間があります。

雨などの悪天候によって気圧が低くなると外からの圧力が弱まり、歯髄腔内にある空気が膨張します。膨張した空気が血管や神経を圧迫することによってはに痛みが生じます。

低気圧で傷みやすい歯の状態

①虫歯や歯周病のある方

虫歯や歯周病がある方や歯茎や歯の根っこにが溜まっている方は気圧が低くなるとはが痛みやすい傾向にあります。

虫歯によって歯の表面に穴が開き、日ごろは痛みがなくても気圧が低くなることで痛みが出てしまう場合があります。また歯周病や虫歯が悪化して膿が溜まっていると膿の袋が低気圧に膨張することで痛みが生じる場合もあります。

雨や台風などの気圧の変化により歯周病がさらに悪化してしまうこともあります。

歯周病とは細菌感染によって発症する病気なのですが、気象の変化や免疫力が低下することで歯周病が悪化するのです。

このように気圧の変化で歯が痛む時は虫歯や歯周病が進行してしまっているサインの可能性もあるため歯医者で相談をすることをお勧めします。

②歯の根っこの治療の最中の方

また歯の神経を治療している状態だと痛みが出てしまう場合があります。

歯の神経を治療中は低気圧により歯の根っこの内部が膨張しまだ残存している神経を圧迫しお痛みが出ることがあります。

特に多いのが航空性歯痛です。

歯の根っこの治療の最中の方が飛行機に乗ると起こります。飛行機に乗り、上空を飛行するときに気圧が低くなりますのでになりますので歯の内部の内圧が上がって痛くなってしまいます。

これは飛行機に乗ると耳がキーンとなるのと同じ原理です。しかし、歯の神経によるお痛みはかなり強くなってしまうことがあるので気をつけましょう。

歯医者の治療中で飛行機に乗る予定のある方はロキソニンなどの解熱鎮痛剤を処方をしてくれますので歯科医師に相談してみてください。

気圧性歯痛や航空性歯痛の対処は?

外から痛みのある部分を氷などで冷やしさらに口の中にも氷を含みます。氷で冷やすことによって血流が少なくなり、痛みを和らげることができます。

先述しましたがロキソニンなどの解熱鎮痛剤も効果的です。一時的に痛みを和らげてくれます。もし、歯医者で治療中の歯がある場合は機内にロキソニンを念のため持ち込むようにしてください。

このように気圧の変化により歯わ痛むことがあります。健常な状態だと気圧の変化ではが痛む事はありません。もし気圧の変化によりを口の中に痛みがある場合はなるべく早く歯医者を受診することをお勧めします。

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