駒沢大学駅徒歩5分の歯医者「駒沢歯科・矯正歯科クリニック」

医院ブログ

マウスピースの種類について。

こんにちは。世田谷区駒沢の歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。今日はマウスピースの種類、用途、使い方、取り扱いについて説明いたします。マウスピースといっても使い方により種類が様々あります。用途、素材なども様々です。

スポーツマウスピースはラグビー、アメリカンフットボール、ボクシング、キックボクシングなど多くのスポーツで利用されています。

スポーツマウスピースをはめることにより歯を衝撃から守る働きがあります。また唇や舌や顔面を負傷から守る効果があります。また脳への衝撃も抑えることができ脳震盪や脳へのダメージを軽減させることができます。

スポーツによってはスポーツマウスピースの着用が義務化されているスポーツもあります。アメリカンフットボール、ボクシング、キックボクシングなどの格闘技、アイスホッケー、女子ラクロスなどが例に挙げられます。その他にもスポーツマウスピース装着が推奨されるスポーツがあり、スポーツマウスピースを着用することにより、怪我の危険性やパフォーマンスが上がるのは限られた競技をする人だけではありません。スポーツマウスピースを着用することによりかみしめる力が強くなり瞬発力が生み出されることもあります。またかみしめることにより集中力を高めるということが研究で明らかになっています。アメリカの野球選手がガムを噛みながら試合を行っているのをよく見かけると思います。それも噛み込むことにより集中力が高まりよりパフォーマンスがでるからです。

当院ではスポーツマウスピースを作成しており患者様に合ったスポーツマウスピースを作ることができます。またスポーツの種類によりスポーツマウスピースの大きさや薄さを変えたりします。例えば格闘技などをやっている方は歯を保護するのが大事になってきますので歯をしっかり覆う形のマウスピースの形態にします。また筋トレやあまりコンタクトの少ないスポーツをされる方のスポーツマウスピースは歯を外傷から守ると言うよりかは噛み締めやすくするような形にしたりします。よってスポーツマウスピースを作る際は用途をきちんと伝えると言うのが大事になってきます。制作手順としてはまず型をとり患者様がスポーツのパフォーマンスを発揮できるよう噛みやすい形にしてお渡しします。

既製品のスポーツマウスピースは口の大きさや歯並びは患者様一人ひとり違ってきます。したがって既製品のスポーツマウスピースを購入してもやはり形をとって作るマウスピースと違いぴったりはあいません。さらに店頭でスポーツマウスピースを着用することはできないので買ってご自身の家ではめてみるしか実際に適合がいいか悪いかというのは判断できません。なので来院回数や制作する時間はかかってしまいますが歯医者で型取りしたスポーツマウスピースを使用することをお勧めします。また当院では噛み締めやすくなるように工夫もしますのでパフォーマンスも良くなると思います。スポーツマウスピースは歯や顔面の損傷を防ぐだけでなく、噛み締めやすくなることにより、パフォーマンスの上がる一石二鳥の道具であるといえます。ご興味のある方はぜひ当院にお越しください。

ナイトガードは睡眠時につけるマウスピースです。ナイトガードは歯ぎしりにより顎にお痛みなどの症状が出ているまたは歯ぎしりによりはとはが擦りあってすり減っている状態(咬耗)に使用します。顎にお痛みがある方がなぜナイトガードを使用するかと言うと、顎の痛みのほとんどは顎関節の周りの筋肉の痛みが原因だからです。ナイトガードを装着することによりナイトガードの厚さ分だけかみこめなくなります。顎関節はかみ込めば噛み込むほど力がかかるようになります。よってかみ込むとより筋肉に力がかかると言うわけです。歯ぎしりは無意識の状態でおこるのでリミッターがありません。日中に噛む力の何倍もの力で歯ぎしりをしてしまう方も珍しくありません。歯ぎしりを夜間やっていると朝起きる頃には筋肉が痛くなるほど筋肉を使ってしまっている状態になってしまうのです。歯ぎしりをされる方には朝起きたときに顎が疲れている感じがする方も少なくありません。また歯ぎしりにより力がかかることではとはが小競り合いすり減ってしまうのでナイトガードを装着していると歯の代わりにナイトガードが削れてくれます。歯ぎしりが重度な方だとすぐにナイトガードに穴を開けてしまうことも珍しくありません。そういった時はより頑丈で厚い位ナイトガードを作る必要があります。

歯ぎしり用のマウスピースは歯ぎしりの程度により厚さ硬さが違ってきます。また噛み合わせが悪い方には均等に力が加わるようなマウスピースを作成する時もあります。素材の違いはハード(硬いマウスピース)があります。これは硬い素材になりますので歯軋りが重度な方に作成します。

また歯ぎしりでお悩みの方はぜひ当院に来てマウスピース治療をご検討ください。

ホワイトニングにもマウスピースを使用します。ホワイトニングに使うマウスピースはマウスピースに効果があると言うよりかはホワイトニング剤を歯に浸透させるために使います。ホームホワイトニングといって患者様ご自身でマウスピースにホワイトニングのジェルを塗りそのマウスピースを装着します。ホワイトニングに使うマウスピースは歯ぎしりやスポーツとは関係ないので薄いなるべく違和感のないものを使用します。

矯正用のマウスピースは歯を動かすために使用します。近年では従来のハリガネの矯正ではなくマウスピースによりハリガネをつけることなく矯正をできるようになりました。矯正用のマウスピースは今まで説明したマウスピースと違い形の違ったマウスピースを何個も使いそれをはめることにより徐々に歯を動かしていくものです。ワイヤーの矯正とは違い、目立たず周囲の人に気づかれないのが特徴です。お仕事柄人と会ったり喋る機会が多い方はワイヤーを使った矯正を敬遠してしまうかもしれませんがマウスピース矯正で対応できるようであればマウスピース矯正が向いているかもしれません。ただマウスピース矯正は症例に限りがありますので、いちど矯正に相談してみることをおすすめします。

このようにマウスピースといっても使用する目的が異なり用途によりその呼び名が変わってきます。マウスピースは歯を削ったりして作るものではないので体や歯に侵襲がない治療だといえます。なので歯科医師にマウスピースを勧められたらいちど試してみることをお勧めします。

マウスピースの作る手順はまず患者様のマウスピースの用途によりマウスピースの元となる下の厚みや硬さを決定します。患者様の型をとりその型に石膏流します。そのできた模型にマウスピースのシートを圧接することによりその患者様に合ったマウスピースが完成します。模型に圧接されたマウスピースを模型から取り外どういう用途に使うかによってトリミングの形を変えます。

そして患者様が来院された時にそのマウスピースが患者様に合っているかどうかを確認します。患者様に合ってるようだったらそのマウスピースをお渡しします。もし合わないようだったらそこで再度形を取りマウスピースをもう一度作り直します。

マウスピースの取り扱いについてはマウスピースは熱により変形するプラスチックでできています。なのでストーブやドライヤーなど熱が出る機会の前に放置するなどは変形をしてしまいますので止めてください。また歯磨き粉などで磨いてしまいますと歯磨き粉の中には研磨剤が入っていますので細かい傷ができてしまいます。細かい傷ができるとそこに汚れが溜まりやすくなり不潔になりやすいので歯磨き粉で磨くのはやめてください。清掃に関しては水でよく流しアルコールティッシュなのでふくなどしてください。

また食事や歯磨きの時は必ず外してください。患者様の中には1日中マウスピースをつけっぱなしの方もおられます。清潔に使っていただければ問題ないのですが雑菌が増殖しやすくなりますのでご注意ください。

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