駒沢大学駅徒歩5分の歯医者「駒沢歯科・矯正歯科クリニック」

医院ブログ

日常でよくあるトラブルとその対応と治療について③

こんにちは。世田谷区駒沢の歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。今日は日常でよくあるトラブルとその対処と治療について説明いたします。

①歯がしみる

通常、歯に異常があるときにまず生じる感覚が冷たいものが歯にしみるという症状が多いように思います。歯が冷たいものにしみるようになると、虫歯ができてしまったかもしれないと考え、歯医者を受信する方も多くいらっしゃいます。しかし「虫歯はなく知覚過敏です。」と歯医者から診断を受けることも少なくありません。

そもそも、この歯がしみるという現象は象牙質の表面に伝わった刺激を象牙細管と呼ばれる象牙質内のトンネル状組織を経由して歯髄(歯の神経組織)で感知し、さらに脳へ伝わることから生じるものです。つまり象牙質の表面に何らかの刺激が加わりそれが歯の神経と伝われば歯はしみるのです。

虫歯で歯がしみる場合、虫歯は象牙質の比較的深いところまで進んでしまっていることが疑われます。それ以外にも歯周病や歯ブラシの不適切な使い方で歯茎が痩せて歯の根っこが露出してしまった場合や、強い噛み合わせの力が繰り返し歯にかかり続けることではと歯茎の境目付近に強い歪みの力が生じ歯の根元の部分が削れてしまった場合には歯がしみる、いわゆる象牙質知覚過敏と呼ばれるような症状が見られるようになります。

はがしみるようになった場合まずは虫歯かどうか診断をしてもらうためにも歯医者を受診することをお勧めします。もし虫歯であれば虫歯の適切な治療が必要です。知覚過敏であれば波野表面から刺激が加わらないような薬剤や材料を塗りながら様子を見ていくことになると思います。歯ブラシの熱が強かったり強い食いしばりやかみしめ歯ぎしりがある場合や、酸性飲料(コーラ、スポーツドリンク、ワインなど)を習慣的に飲んでいる方はこの習慣がしみる原因になっている場合もあります。思い当たることがあれば受診の際に歯科医師に伝えておくことでより適切に対応や診断ができます。

②親知らずが痛む

親知らず(智歯)は一般に上下左右4本あると言われていますが、もともと親知らずがない人もいるので必ずしも4本あるとは限りません。親知らずが生える時期は20歳前後と言われていますが早い方では高校生時代から生え始める方もおり人によって親知らずが入る時期は異なります。また親知らずは歯列の最後方に位置し、生えるスペースがなかったり、生える方向にも様々あるので完全に骨に埋まっていたりだとか大部分が骨に埋まっている場合や一部だけが歯茎から出ているような場合もあり、生え方は様々です。特にこの傾向は上顎の親知らずよりも下顎の親知らずによく見られます。むしろ完全に歯茎から生えていて、上と下の親知らずが噛み合っていることの方が珍しいです。そのため親知らずやその周囲は歯ブラシが物理的に届きにくいばかりでなく、ものが挟まったりするとそこに留まりやすい性質もあります。以上のことから清掃不良になり虫歯や親知らずの周りの炎症を引き起こします。よって親知らずが痛むのは虫歯がひどくなった時と親知らずの周囲組織に炎症(智歯周囲炎)が生じた場合です。虫歯の場合には歯に穴が開くような変化がありますが歯茎は正常なことが多く鎮痛剤で痛みが軽減します。しかし歯の神経の処置をしない限り鎮痛剤の効果が切れるとまた痛み出してきますので歯医者で処置を受ける必要があります。さらにひどくなると親知らずの根っこの先端から骨に細菌性の炎症が及び、歯茎にも炎症の症状を表すようになりますので鎮痛剤で痛みを抑えるばかりでなく骨の炎症を抑えるような抗菌剤も必要になります。放置すると骨の炎症も広がり最悪、入院しなければならないこともあります。

智歯周囲炎は上顎の親知らずではした後ほどはの生えてくる部位の条件があまり悪くないため頻度は少なく多くはした後に発症することが多くあります。前述のように様々な程度に埋伏していることが多く親知らずの1つ隣の歯(第二大臼歯)と親知らずの間の隙間や親知らずの後にできる歯周ポケットに炎症を起こしやすい傾向があるからです。また歯茎の他の端の場合と異なり丈夫な粘膜ではありません。親知らずの周囲の炎症を発症すると親知らずの周囲が赤く腫れたり、口を大きく開けづらくなります。痛みが強いときには鎮痛剤を服用しながら羽野周りを洗浄し細菌性の炎症を抑えるために抗菌剤の内服が必要となります。この親知らずの周りの炎症は抗生剤が効いてる間は一時的には症状が落ち着いくことも多いですが再燃を繰り返しますので抜歯する必要があります。ここで注意しなければならないのはこの下顎の親知らずの周囲の炎症は重篤化しやすいと言うことです。重症化すると周囲の組織である舌の下(口腔底)や首(頸部)いや喉(咽頭)の方まで細菌性の炎症が広がり顕著な開口障害のため飲食ができなくなったり主張のために息がしずらくなる(気道閉塞)可能性があります。よって親知らずの周りに炎症ができ痛みを拝聴した場合にはなるべく早く歯医者や口腔外科のある病院に行き適切な治療を受けることが大事です。

③歯茎が痛い、歯茎が晴れた、歯茎から出血する

歯茎が腫れ、痛み、出血する時は歯周組織(歯茎、歯根膜、セメント質、歯槽骨)のどこかにあるいはすべてに炎症があります。またはに原因がある場合や端に強い力が加わって悪化する場合もあります。

原因①外傷が原因となる場合

歯茎に外部から何らかの刺激例えばすごくかたい歯ブラシを誤って使用して葉書を傷つけたりカニやエビの殻が歯茎に刺さると感染が生じ皮肉に痛みや腫れを起こし出血が起こります。

原因②歯周病に原因がある場合

歯茎の炎症や歯周炎になると歯茎に炎症が起こり歯磨きをしたりものを噛んだりすると出血することがあります。歯茎が腫れてさらに歯周ポケットが深くなり歯周組織全体に炎症があると出欠だけではなく歯周ポケットから膿が出たり急な痛みも出ます。これを歯周病の急性化かといいます。特に深い歯周ポケットが何らかの原因で塞がれてしまい腫れがより大きくなります。また歯ぎしりなどの強い力が加わるとさらに歯周病が悪化することもあります。

原因③虫歯に原因がある場合

虫歯が進み神経全体が感染すると根っこの先にできた炎症から歯茎に行き痛み腫れや出血が起こります。

原因④全身疾患による場合

全身疾患に金下出血で1番問題となるのは、再生不良性貧血、紫斑病、血友病、白血病などの血液疾患によるものです。この場合の出血はなんとなく流れ出すような出血が続きます。自然に止血はしないのが特徴です。特に急性白血病の場合、歯茎からの出血を発症することが多いので2 から3日このような症状が続く時は大学病院等の診察を受診してください。

先述したようにそれぞれの原因が異なっていますので対処法や治療法が異なってきます。痛みや腫れがある場合はそれらの症状を改善してもらうために歯医者で応急処置を早くすることが大事です。そしてそれぞれの原因療法に基づいた適切な治療を継続して受けることをお勧めします。

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