駒沢大学駅徒歩5分の歯医者「駒沢歯科・矯正歯科クリニック」

医院ブログ

成人期の食生活と健康と歯科の関係

こんにちは。世田谷区駒沢の歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。今日は成人期の食生活と健康と歯科の関係について説明します。

生活習慣と健康の関係についてアメリカの医学者のブレスローは7つの健康習慣を選びそれを多く実行されている人ほど病気などにかかることが少なく健康寿命も長かったことを明らかにしました。このことは特に成人期の病気の予防には食生活、運動、禁煙、休養、飲酒をしないなどの生活習慣の改善が有効であることをしめしています。

※ブレスローの7つの健康習慣

①適正な睡眠時間を取る

②喫煙をしない

③適正体重を維持する

④過度の飲酒をしない

⑤定期的に運動する

⑥朝食を毎日食べる

⑦間食をしない

厚生労働省では栄養、食生活、運動、休養を健康づくりの中心に据えて偏りのない食生活、適度な運動、ストレスのない生活、十分な休養を柱とする健康的な生活習慣の確立を提案しています。

※厚生労働省生活習慣病対策室による生活習慣予防のための食生活指針

①食事を楽しみましょう。

心と体においしい食事を味わって食べるようにしましょう。

毎日の食事で健康寿命を伸ばしていきましょう。

家族の団らんや人との交流を大切に、また食事作りに参加しましょう。

1日の食事のリズムから、健やかな生活のリズムを維持しましょう。

朝食で生き生きした1日を始めましょう。

夜食や間食は取りすぎないようにしましょう。

飲酒は適度にしましょう。

③主食、主菜、副菜を基本に食事のバランスよく食べましょう。

多様な食品を組み合わせましょう。

調理方法が偏らないようにしましょう。

手作りと外食や加工食品、調理食品を上手に組み合わせましょう。

④ご飯などの穀類をしっかりと摂りましょう。

穀類を毎日摂取して糖質からエネルギー摂取を適切に保ちましょう。

日本の気候、風土に適している米などの穀類を利用しましょう。

⑤野菜、果物、牛乳、乳製品、豆類、魚なども組み合わせて摂りましょう。

たっぷり野菜と毎日の果物で、ビタミン、ミネラル、食物繊維を摂りましょう。

牛乳、乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などでカルシウムを十分にとりましょう。

⑥食塩や脂肪は控えめにしましょう。

塩辛い食品を控えめに、食塩は1日8グラム以下にしましょう。

脂肪の取りすぎを止め、動物、植物、魚由来の脂肪をバランスよく摂りましょう。

栄養成分表示を見て食品や外食を選ぶ習慣を身に付けましょう。

⑦適正体重を知り日々の活動に見合った食事量を取りましょう。

太ってきたかなと感じたら体重は測るようにしましょう。

普段から意識して体を動かすようにしましょう

美しさは健康からです無理な減量はやめましょう。

しっかり噛んでゆっくり食べましょう

※自分の標準体重(BM I)を知りましょう。

BM I=体重(キログラム) ÷ (身長(メートル) ×身長(メートル))

BM Iは肥満の判定に用いられるものです。BM I値18.5未満(痩せ)、18.5以上25未満(標準)、25以上(肥満)

BM I値が22前後の人が本も病気にかかりにくく長生きであることが判明してきています。

⑧食文化や地域の産物を活かしときには新しい料理を作りましょう。

地域の産物や旬の素材を使うとともに、行事食を取り入れながら自然の恵みや色の変化を楽しみましょう。

食文化を大切にして日々の食生活に活かしましょう。

食材に関する知識や料理技術を身に付けましょう。

ときには新しい料理を作ってみましょう。

⑨調理や保存を上にして無駄や廃棄物を少なくしましょう。

買いすぎ、作りすぎに注意して食べ残しのない適量を心がけましょう。

賞味期限や消費期限を考えて利用しましょう。

定期的に冷蔵庫の中身や家庭内の食材を点検し、献立を工夫して食べましょう。

⑩自分の食生活を見直してみましょう。

自分の健康目標を作り食生活を点検する習慣を持ちましょう。

家族や仲間と食生活を考えたり話し合ったりしてみましょう。

学校や家庭で食生活の正しい理解や望ましい習慣を身に付けましょう。

子供の頃から食生活を大切にしましょう。

などがあります。

そしてより良い食生活を営むために重要な役割を担っているのが歯と口の健康です。

研究結果から自分の歯が20本以上保たれていればほとんどの食物が支障なく美味しく食べられることが明らかになっています。このことより8020運動(80歳になっても自分の歯を20本以上保とう)が国民運動として全国で知られるようになりました。食べ物をよく噛んで食べることが健康に良い事は知られていますがそのためには健康な早歯茎を維持し口腔機能の向上を図ることが重要になります。

よく噛むこと(咀嚼)は大樹の分泌を促進し食物の消化吸収を良くし内臓の負担を減らすだけでなく顔面を構成する骨や筋肉の発育成長を促し皮膚や血管の細胞を活性化する唾液腺ホルモンの分泌を促進させるなど全身の健康や脳の働きにも関係があるとわかってきました。特に咀嚼は脳のヒスタミン神経をおさえ食欲を抑える働きがあり内臓脂肪を減らすので肥満予防には効果的です。つまり食事は栄養素やカロリーだけの問題ではなくその組み合わせや食べ方はもちろんよく噛んで食べることが大変重要です。食育と歯科の関係では130回が提唱されています。

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