駒沢大学駅徒歩5分の歯医者「駒沢歯科・矯正歯科クリニック」

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乳歯の虫歯の特徴

こんにちは。世田谷区駒沢の歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。今日は乳歯の虫歯の特徴について説明します。

そもそも虫歯という病気はいくつかの要因が重なることで生じる病気です。その要因は大きく4つに分けることができます。

①歯の質

②細菌(ミュータンス菌などの虫歯の原因になる細菌)

③食べ物(砂糖などの糖)

④時間

の4つです。この4つが重なったときに虫歯が発生してしまいます。

口の中には多くの種類の細菌が常にいますが、その中で砂糖からグルカンと言う水に溶けない粘着質のある物質を作り波野表面にしっかりくっつきます。そこに他の細菌も巻き込んで細菌の塊(思考、プラーク)を形成し始めます。この歯垢の中の細菌が砂糖や他の糖を分解してさんを作り出します。歯の表面のエナメル質は酸で溶け出したり(脱灰)、溶け出した部分をもとに戻したり(再石灰化)を繰り返していますが、ある程度以上の酸に一定時間以上さらされると溶け出した部分を戻せなくなりそれが続くとエナメル質に穴が開きます。そして虫歯の進行は硬いエナメル質から象牙質、歯の神経(歯髄)と感染を広げていきますこれが虫歯の進行です。

乳歯の虫歯の特徴

乳歯の虫歯は永久歯の虫歯進行の具合も症状も異なります。永久歯の虫歯の進行とその症状は、初期には歯に違和感を感じることや、冷たいものがしみるなどの症状を感じて早く虫歯に気づきます。しかし、乳歯の場合は進行が急激で症状をあまり訴えないうちに大きな穴が開いて、歯の神経(歯髄)にまで進行している場合も多くみられます。歯髄にまで進行するとそこに歯髄の炎症を起こし痛みが出ます。やがて歯髄は死んでしまい、細菌によって腐敗してしまいます。さらに虫歯が進行すると、歯の根の先の孔から外に出てはが埋まっている骨の周りの組織に炎症を起こしここが腫れたりします。歯が浮いたかんじになり、腫れや痛みは一時的におさまることもありますが、端の周囲の骨は炎症によって吸収され歯の根っこの先や周囲に膿が溜まります。この状態が続くとときには細菌が体の他の場所に運ばれ、心内膜炎、腎臓病、関節炎などの感染症を引き起こす可能性もあります。

乳歯の虫歯の治療

虫歯が歯の硬組織であるエナメル質やその内側の象牙質に少し入り込んだ程度の場合には虫歯に感染した部分を削り、歯髄を保護する薬をつけその上を一般的には歯科用レジン(プラスチック)で埋めます。虫歯はエナメル質の表層が小さいのにその内側の象牙質では大きく広がっている場合が多く見られます。そのような場合には一見小さい虫歯でも虫歯の削除量が多くなり虫歯を取り除いた後の穴が小さな虫歯の割に大きな穴になることもときにはあります。歯科用レジン(プラスチック)は鳩の接着が良い材料のため歯を削る量が少なくて治療をすることができます。

虫歯が歯髄まで感染しているが、歯髄の炎症が1部分で歯の根っこの種類まで進行しない場合には炎症を起こしている歯髄だけを取り除く生その部位に薬剤を置いて薬剤の下に新しい硬い組織が生成されて歯の部分の歯髄を健康なまま残すような治療を行う時もあります。これをアペキソゲネーシスといいます。

歯髄を残せない場合(歯髄の炎症がは根の部分の先まで及んでしまった場合)、歯の根の歯髄を含めて全部の歯髄をきれいにしていきます。歯髄を取り除いた部分には薬剤を詰めます。虫歯が進行して歯髄が死んだ場合や、腐ってしまった場合にも数回の根っこの治療を行った後、同様に根っこの空間に薬剤を詰めます。乳歯では永久歯に生え変わるときに歯の根が吸収されることを考慮して、薬剤は歯の根と一緒に吸収される薬剤を使用します。虫歯がさらに進んで根の先から歯の周囲の組織に炎症があり、根の治療しても治らない場合に歯を抜くことにもなります。

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