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歯の神経が死んでしまう理由
こんにちは。世田谷区駒沢の駒沢大学付近にある歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。今日は歯の神経が死んでしまう理由について説明します。
歯の神経が死んでしまう理由
①虫歯が歯の神経に達してしまった場合
歯の神経が死んでしまう理由で最も多いのが虫歯です。虫歯を放置していると歯の神経まで虫歯到達してしまい歯の神経に細菌感染を起こしてしまいます。
一時的には歯の神経は炎症を起こしますが後に歯な神経は死んでしまいます。さらに放っておくと根っこの先に膿が溜まってしまい歯茎が腫れます。
②歯への強い力が加わった場合
衝突や転倒などによる外部からの衝撃により歯の神経が死んでしまうことがあります。
歯の外傷では歯を打ってしまった直後には何も異常がない場合でも数ヶ月または数年後に歯の変色や歯茎の腫れが起きてしまい、歯の神経が死んでいることに気づくケースも多くあります。
③歯ぎしりや食いしばり
歯ぎしりや食いしばりなどの歯と歯の接触によりその衝撃で歯の神経が死んでしまうことがあります。
また歯ぎしりなどの強い力が歯にかかったことによる亀裂やヒビが生じた場合その隙間から細菌が神経に到達してしまい平神経が炎症を起こし歯の神経が死んでしまう場合も多くあります。
④歯周病
歯周病が重度になると歯周ポケットの中の細菌が繁殖し、その細菌が根っこの先から侵入し歯の壊死を引き起こすこともあります。
歯の神経が死んでしまっている場合に起こる症状
①歯の色が変黒ずんで見える。
歯の神経が死んでしまうと、中にある血管や神経も一緒に死んでしまうため酸素や栄養がはに行渡らなくなります。そうすると歯の中に含まれているタンパク質が劣化して黒く変色してしまいその色が透けることによって羽の色が黒っぽくなるようになります。奥歯の場合ではそこまで気になりませんが前歯の場合は隣の端と比べて色の変化が家に出ますので目立ちます。
②歯の根っこの歯茎が腫れる
歯の神経が死んでしまうと根っこの先に海をためてしまいます。端の子の先は骨に囲まれていますので海は骨をどんどん突き破っていきます。そうするといずれは歯茎に到達しその海によって歯茎が腫れてしまいます。一般的には膿の排膿路が歯茎にできると痛みは収まることが多いです。
③歯がしみるなどの症状がなくなる
波野神経が死んでしまうとしみるなどの感覚がなくなってしまいます。なので歯茎が腫れたり、膿が溜まって痛くなってしまうまで気づかない場合があります。
死んでしまった歯の神経を放置すると起こること
上記の理由で歯の神経が死んでしまった場合、それを放置してしまうと歯の内部の細菌は根っこの先からさらにその奥の組織へと広がってしまいます。
歯の周りには歯を支えている骨がありますのでまず歯の周りの骨が溶けてしまいその歯が支えられなくなってしまって保存できなくなってしまう場合があります。
また、根っこの先の炎症を放っておくと慢性の炎症になってしまいます。慢性の炎症が続くと歯の根っこの周りに嚢胞と言って被膜に囲まれた膿だまりができてしまいます。
一旦被膜になってしまうと根っこの治療ではなかなか改善できず、治療するには外科的に嚢胞を取り除くしか治療法がなくなってしまいます。具体的には抜歯になってしまうことや歯根端切除術などの外科処置が必要になります。
さらにそれを放置していると顎の骨に感染が広がり顎骨炎や骨髄炎などの全身に関わる病気を引き起こします。
また上の奥歯の死んでしまった神経を放置してしまう場合は鼻の付近にある上顎洞と言う穴に細菌による炎症が広がり上顎洞炎(蓄膿症)を引き起こすことがあります。
上顎洞炎は一般に鼻の症状が主症状で鼻炎などが起こる病気です。鼻水や鼻づまり、倦怠感、頭痛なども症状があります。鼻の症状なので端とは関連がなさそうに見えますが実は歯の神経が死んでしまったことにより上顎洞炎になることもかなり多いです。このように歯が原因で起こる上顎洞炎は歯性上顎洞炎と言われ上顎洞炎の1割を占めています。もし鼻炎などが続く場合はまず耳鼻科に行って原因を突き止めてもらいましょう。もし耳鼻科には原因がないと言われたら歯医者を受診しましょう。
そして死んでしまった歯の神経を放置して起こる最も重篤な病気は敗血症です。歯の内部の細菌が血管を通じて全身に運ばれ全身の臓器に様々な障害をもたらすことがあります。
これが敗血症と呼ばれる状態で虫歯による敗血症の死亡例も報告されています。上記のように死んでしまった羽野神経を放置すると、早歯茎の口腔内に異常が起こるだけでなく、体全身にも悪影響を及ぼしてしまう場合があるため早めに治療することをお勧めします。また歯の神経が死んでしまったことにご自身では気づけない場合もありますので、歯医者の定期検診を受診して口腔内全体をチェックしてもらうようにしましょう。
死んでしまった歯の神経の治療
死んでしまった歯の神経は根管治療により細菌のさらなる感染の拡大を防ぎ羽の中をきれいにしていきます。
当院では根管治療に力を入れておりマイクロスコープなどの最新の設備もご用意しております。
マイクロスコープ、ラバーダム防湿等を使用することによりなるべく無菌にした状態で歯の根っこをきれいにしていきます。
症状もなく歯の内部もきれいになったことを確認したら猫のお薬を詰めていき歯の内部を薬で満たします。
死んでしまった歯の神経のために変色した歯を白くする方法
死んでしまった歯の神経を放置したために起きてしまった歯の変色は以下の方法で白いはに修復することが可能です。様々な治療法がありますので歯医者に相談してみることをおすすめします。
①かぶせものにする
基本的に死んでしまった羽野神経を治療するのは根幹治療です。根幹治療を終えた埴輪一般的にはかぶせものをしていきます。セラミックスやジルコニアなどの天然子に近い色調のかぶせものをかぶせれば見た目ではわからない位自然な仕上がりにすることが可能です。
②ウォーキングブリーチ
ウォーキングブリーチとはホワイトニングの1種で歯の神経を治療した歯に行うホワイトニングです。方法は歯の内側に過酸化水素をおき、歯を脱色していきます。
しかし基本的には歯の神経の治療怒ったは神経がある歯よりももろい状態になっていますのでしっかりとかぶせものをしてあげるのが第一選択になります。
③ラミネートベニア
ラミネートベニアとは白い紅蒼葉に貼り付ける方法となります。前歯の変色したはによく用いられます。前歯の表面を少し削りそこに薄いセラミックスの板を貼っていきます。被せ物より削る量は少ないですが、薄い分被せ物よりもベニヤが割れてしまう可能性があります。
このように歯の神経が死んでしまうといろいろな疾患のリスクが現れてしまいます。そして1番大事なのは予防することと早期発見早期治療です。
予防するにはご自身の毎日の歯ブラシにより虫歯を予防してください。また歯ぎしりなどによる原因などには日ごろからマウスピースなど端を守るような器具を使用しましょう。
また歯医者に定期検診に行くことにより虫歯のチェック、噛み合わせのチェックなどを受けましょう。場合によっては強く鳩派が当たっている部位は噛み合わせの調整などを行ってはが破折するリスクを軽減させます。
また早期発見も重要です。歯の神経が死んでしまった場合はご自身では気づかない場合がありますので定期的に歯医者に行くことで歯の神経が生きてるか死んでるかをチェックしてもらうのも大事になってきます。
死んでしまった歯の神経を放置していると抜歯や全身疾患にもなってしまいますので定期検診を習慣づけることが大事になってきます。