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デンタルローンについて
こんにちは。世田谷区駒沢の駒沢大学付近にある歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。今日は「デンタルローン」について説明します。

デンタルローンとは
デンタルローンとは歯科矯正、インプラント、審美歯科治療等の保険外診療(自費治療、自由診療)を対象とする目的で使用するローンのことです。
これらの保険外診療は保険が効かないため患者様の全額負担が基本です。デンタルローンを利用すれば高額な保険外治療を分割し、毎月少しずつシャガールことで治療費の負担を減らすことが可能です。
特に矯正治療は治療期間自体も長くなるためデンタルローンなどを活用して治療される方が多くいらっしゃいます。
デンタルローンとクレジット払いの違い
デンタルローンでは金利は約5.8%でローンを組むことができます。最大60回払いまで指定ができます。場合によっては最大84回まで分割が可能です。
何回分割したとしても一定の金利でローンを組むことができるので長期でローンを組む場合はクレジットカードよりも金利が安い場合が多いです。
デンタルローンの利用条件
デンタルローンは20歳以上の安定した収入のある患者さんが利用することができます。
限度額やお申し込みの内容(年金受給者や主婦)によって連帯保証人が必要になる場合もあります。
デンタルローンの審査に落ちてしまう原因
申し込み条件に該当していても審査に落ちてしまう場合があります。審査が落ちてしまう主な原因は以下のようなことが考えられます。
①返済額に対して年収が低い
②個人信用情報に傷がある
③属性情報が基準を下回る
①について
デンタルローンの審査では治療費も検討されます。年収に対してあまりにも高額すぎる治療をご希望されていると審査が通らない場合があります。
またすでにカードローンや住宅ローン等のローンを返済中の方も審査に不利になってしまう場合もあります。
審査を通りやすくするには治療費を抑えるまたはデンタルローンの返済回数を増やすなどの方法も取れます。
②について
金融機関は個人信用情報に記載されている記録を下にして審査を行います。個人信用情報には申し込んだ患者さんのローンやクレジットの履歴や利用状況が記録されています。
ここに滞納や遅延等の金融機関にとって不利益な情報が記録されていると審査に不利になってしまいます。
また複数社から同時に借り入れしていることも記録されますのでそれも印象が良くありません。
③について
お申し込みされた人の返済能力を判断するために金融機関は以下のような属性情報を確認します。
・年齢
・居住形態
・家族構成
・勤務先名
・雇用形態
・勤続年数
これらの情報が金融機関の基準に満たなかった場合は審査が不利になる場合もあります。
例えば独身の会社員よりも夫婦共働きの会社員の方が返済能力が高いと判断されることもあります。
また扶養している家族の人数が多かったり、転職したばかりで勤続年数が短いといった場合は安定した返済が困難と思われる可能性もあります。
まとめ
ローンと聞くと身構えてしまう方も多いかもしれませんが、デンタルローンは場合によっては金利が低く、利用目的を歯科治療費に限定したローンです。
デンタルローンを提供するローン会社は歯医者でかかる治療費をいちど患者さんの代わりに建て替え、患者さんは治療を受けたいタイミングもしくは受けるべきタイミングで治療を受けることができます。
支払い回数は6回から84回までの回数の中で返済することができ選択することが可能です。
このような患者様にデンタルローンは向いています
・お金が貯まるまで放っておかないで早めに治療したい
・自費の治療を無理なく続けたい
・毎月少しずつ無理なく払っていきたい
・安いと言う理由で歯科医院や治療を選択したくない
現在はキャッシュレス化が進み現金で自由診療を受けると言うよりはキャッシュカードで自由診療の料金を支払う方がほとんどです。
デンタルローンと聞くとなじみがないのでなかなか使用するのは勇気が要るものですが、普段使っているクレジットカードでの支払いとあまり大差はありません。
支払い回数によってはクレジットカードの金利よりも安く利用することができます。
特に若い方が歯科矯正などの治療は、お金が貯まってからやるというよりは、なるべく早く歯科矯正を始めていただき、ベストなタイミングで治療を始めた方がより費用対効果が得られるものだと思います。