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熱いものが歯にしみたら歯医者を受診したほうがいい理由

こんにちは。世田谷区駒沢の駒沢大学付近にある歯医者、駒沢歯科・矯正歯科クリニックです。今日は「熱いものがしみたら歯医者を受診したほうがいい理由」について説明します。

なぜ熱いものがしみたら歯医者に行った方が良いのか?

もちろん、冷たいものがしみる場合も歯医者を受診した方が良いといえます。

しかし、冷たいものがしみる原因と熱いものがしみる原因では異なる原因であることが多いです。

それは成人になり年齢を重ねていくとだんだんと日々の生活の中で歯は削れていってしまい、外からの刺激に敏感になってしまいます。

これが原因で知覚過敏になってしまうことがあります。

知覚過敏の初期症状は冷たいものがしみたり歯ブラシのときのブラッシングの刺激でしみることが多いです。

しかし、ここで重要なのが知覚過敏とは原因が「細菌感染ではない」のです。虫歯は歯に細菌が感染して起こる感染症なのです。

つまり、冷たいものがしみるのは細菌感染である虫歯ではなく「知覚過敏」によるものが多いのです。

では熱いものがしみるときの原因は何でしょうか。知覚過敏が原因で熱いものがしみてしまう時ももちろんあります。

しかし、熱いものがしみる原因としては「歯の内部に細菌感染がある」時に熱いものがしみることが多いのです。

特に熱いものがしみるときに多い原因は歯の内部に細菌感染のある歯髄炎や根尖性歯周炎(歯の根っこの病気)です。

歯髄炎や根尖性歯周炎になってしまっていたら自然に治る事はなく、なるべく早く歯医者で根管治療をしなくてはなりません。

歯髄炎の症状が進んでしまうと熱い物がしみるだけではなく、何もしなくてもズキズキすると言う自発痛と言う症状が出てきてしまうことがほとんどです。

一旦自発痛が誘発してしまうと特に寝る前に自発痛が気になって寝れないことが多いです。夜眠れなくて学業や仕事に支障をきたしてしまいます。

さらに歯髄炎を放置してしまうと次になるのが根尖性歯周炎です。

根尖性歯周炎とは歯の根っこの先に膿を溜めてしまう疾患です。

いちど根尖性歯周炎になってしまうと膿がどんどん排出され膿が骨の中をどんどん突き破っていきます。

この時に激痛になることが多いです。また痛みだけでなく歯を支えている骨が溶けてしまいますので放っておくと抜歯をしなくてはいけない状態になってしまうこともあります。

できるだけ早い段階での治療がその後の歯の予後に大切になってきます。

以上のことから熱いものが歯にしみた時はなるべく早く歯医者を受診し治療を受けることをお勧めします。