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歯の寿命を延ばす、噛む力のコントロールの重要性
こんにちは。世田谷区駒沢の駒沢大学付近にある歯医者、駒沢歯科矯正歯科クリニックです。今日は「歯の寿命を延ばす、力のコントロールの重要性」について説明します。
昔の人間は、寿命が短く、虫歯と歯周病さえ予防することができれば歯はなんとかもっていました。しかし、人生100年時代と言われる位、寿命が伸びてくると歯がどんどんすり減ってしまう、はが割れてしまうということが起こります。
現代では年齢に応じたケアが必要となります。
50歳前後は特に(歯が割れる)のリスクが高まる年齢のようです。また20代の人にも多く見られ、歯の表面にヒビが入っているのではなく、厚みのある内側から入っていることが多く見受けられます。
歯茎が腫れても歯石を取りきちんとケア、メンテナンスをすれば歯茎は治ります。虫歯も治療し治すことができれば食べ物が噛めるようになります。
しかし、歯のひびは治療が難しく、人類が長生きになったことで、ある頻度で必ず見られるようになりました。
そして、歯の健康のバロメーターになるのが、実は犬歯(前から数えて3番目のは、糸切り歯)で、本来、この歯が尖っている理由は、決して糸を切るためにではなく、噛む位置の安定に関係しています。犬歯が真っ平になってしまっている人は、歯ぎしりをしている方です。
歯が割れるのは、日ごろの歯ぎしりが積み重ねによる疲労骨折のようなものです。歯はものすごく硬く、硬いもの同士をすり合わせていますし、人類は夜間トータル15分ほど食いしばりをするらしく、噛み合わせがずれると歯ぎしりとなり、そのために歯が割れてしまう原因と言われることがあるようです。
100歳まで自分の歯で生活するためには、歯周病と虫歯、そして食いしばりのコントロールが必要となります。
食いしばりが強い場合には、寝るときに専用のマウスピース(ナイトガード)をすると、噛む力が分散され歯の割れが防止できます。
近くの歯医者でマウスピースを作ってもらい、装着して睡眠をとることによって、生涯にわたって力のコントロールをし、歯の寿命を伸ばしましょう。