歯医者が行う歯磨き指導は重要？？
こんにちは。世田谷区駒沢の歯医者。駒沢歯科・矯正歯科クリニックの歯科助手です。歯の磨き方を丁寧に教えてくれる、歯磨き指導を受けた経験がありますか？「今更歯磨きを指導されるなんて必要ない。」と考える人は少なからずいると思います。そういう点から今回は歯医者での歯磨き指導の重要性について話していきたいと思います。
⭐️歯医者での歯磨き指導の重要性
なぜ歯磨き指導を行うかというと、人それぞれ虫歯の出来やすさ、歯の本数、歯の生え方、歯並びが違いますので、個人に合った正しい歯磨き指導が必要になります。定期的に歯磨き指導を受けることによって、お口の中をよい状態に保つことが出来ると、むし歯の発生を抑えることができます。正しいブラッシングを維持することで、口の中の変化を確認できるというメリットもあります。そして、磨き残しも把握できることも重要です。自己流の歯磨きでは、磨き残しになりやすい場所が出てきます。磨き残しになりやすい場所は人によって違いがあり、磨き方だけでなく歯並びや使用する歯ブラシの違い、利き手などによっても違います。自分のうまく磨けていない場所を把握することが大切です。なので、歯磨き指導は必要です。歯ブラシだけではなく、歯間ブラシやフロスなどの指導も行っています。
⭐️TBIとは
TBIとは“Tooth Brushing Instruction”の略であり、歯磨き指導のことを指しています。
⭐️歯磨きが適切に出来ない要因
歯磨きの習慣がない
→ 食事をした後に歯磨きを行うのではなく、気が向いた時に歯磨きをしている。
歯列不正
→ 歯列がデコボコとしている場合、歯ブラシの毛先が行き届かない場合、歯磨きが適切に出来ない要因。
出血が怖い
→ 歯肉に炎症がある場合、出血を伴いますが、出血を避けるために適切に歯磨きが行われない場合。
歯磨きガム
→キシリトールが入っているガムを噛んでいるからしなくてもいいと思ってる。
朝の歯磨き
→朝はなにもたべていないから磨く必要がないと思っている方がいらっしゃると思います。しかし、夜寝ているうちにたまってしまった口内の汚れや雑菌を洗い流すためにも必要なものです。朝起きたらすぐに歯磨き、もしくはうがいをして口内環境を整えてあげましょう。
⭐️歯磨き指導の流れ
TBIは、歯科衛生士によるブラッシング指導の目的、歯磨きの重要性、そして正しい歯の磨き方を伝えることが大きな要素となっています。
＊歯の汚れを染め出す
普段通りの歯磨きをしてもらい、力を入れ過ぎてはいないかなどブラッシングの癖を見ていきます。その後、染め出しで磨き残しをチェックし、うまく磨けていない部分を確認します。
※模型を使って確認する
歯ブラシの持ち方や磨き方、ブラシをあてる角度などを、歯の模型を使って確認します。また、歯と歯の隙間の汚れを効果的に除去するデンタルフロスや歯間ブラシの正しい使い方も、併せて確かめます。
＊口腔内で実践する
模型を使って確認したことを、実際にご自身の口内で実践します。力の入れ具合や歯ブラシをあてる角度など、見ていても分かりにくい部分を実践することで、感覚を覚えていただきます。フロスや歯間ブラシも、実践しながら正しい使い方を覚えていただきます。
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